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野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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お陰様で

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 本日、70キロ程の雌、40キロ程の雄の猪計2頭を捕獲。今月の捕獲目標まで後1頭となりました。
 田圃では既に稲が結実を始めている所もあるので、被害が出る前に早めの駆除に勤めようと思います。
 
 筍が終わると、秋のドングリが落ちるまでは猪にとっての端境期で、中心となる餌が無い事から、木の根やミミズ、蛇蛙など食べられる物を求めて活発に求餌行動を行います。
 
 罠猟師としては罠を設置する所を絞れないので苦労するのですが「朱雀1号作戦」では猪の通る場所の特定が難しいのなら、田畑から離れた山中に罠を設置し、周りに餌を置いてこれを食べに来た奴を捕まえようと考えています。
 
 今回も罠を2基設置し、周りに適当に米糠を置いたところ、恐らく猪のグループがこれを食べに来て、1頭が罠に掛かったら、驚いてグループが一斉に走り出してその中の1頭がもう一つの罠にも掛かったのだと思います?
 
 ただ、残念ながら私には確たる寄せ餌を使った捕獲の方法がありません。昨年も同じように考えて、寄せ餌を使って驚異的な成果を上げて見える、漫画家のアキヤマヒデキさんの方法をマスターすると書き、アキヤマさんからもキモを伝授頂いたのですが、結局はマスター出来なかったのですよね(^_^)
 
 アキヤマさんがお使いの罠は踏込式で、私も殆ど同じ罠を使っていたのですが、今は弁当箱式を使っており、これに慣れると踏込式には戻れないのですよね(^_^)
 
 それにもう一つ、昨年の猟場は鈴鹿の山裾で猪より鹿が多く、寄せ餌で米糠を使うと鹿が先に寄ってきて罠に掛かり、猪は掛かりにくいのではないかと思い、豚コレラ対策の猪調査捕獲が主だった事から元に戻って餌を殆ど使わなくなった事もあります。
 
 昨年の11月から今年の3月までの猟期で、アキヤマさんは150頭余の鹿と猪を捕獲されたのに対し、私は合わせて83頭でしたが、猪が43頭で、猪だけなら私の方が多かったのです。これはやはりアキヤマさんの罠には鹿が先に掛かってしまい猪の捕獲が少なかったのではないかと考えるのですよね。
 
 アキヤマ式は罠を埋めた上に米糠の山を作るやり方でしたが、これを弁当箱式にすると米糠が濡れて発酵すると仕掛けが作動しなくなるので、弁当箱式の罠製造販売をしてみえる可児さんが罠の上ではなく、罠の周りに米糠を堤防の様に置くと良いと提唱されました。
 
 これを更に進めたのが和歌山森林管理署の小林さんで罠と米糠の間に障害物を置いて囲む小林式を考案されましたが、猪も掛かるけれど植えた苗を鹿の食害から守る為に鹿の捕獲を目的に考案された様です?
 
 猪は嗅覚が鋭く、餌があると匂いに注意を払って、米糠と罠の匂いを嗅ぎ分けて、米糠は食べても罠は踏んでくれないのですね。米糠を置けば、周りに猪が居れば集まってくるけれど、それを括り罠にかける方法は未だ見つかっていないと言うのが現状ではないでしょうか?
 
 2枚目の写真はアキヤマさんが「ビックコミック スペリール」で「ボクらはみんな生きている」の新連載が始まったのでそのお知らせです。

 アキヤマさんの田舎での採取生活が描かれており表紙には「田舎グルメ生活」と案内されていますが、私はポストコロナの生き方の一つを指し示す物になりうると考えています。
 リモートワークが一般となった場合、東京に住む必要がなくなり、週一なり月一なり勤務先に出れば良いようになって、地方に住まって仕事プラス何かに生き甲斐を感じる人生があっても良いでしょう。
 
 この漫画は極めてタイムリーな内容を含んでいるので、田舎賛歌だけでなく、入稿や編集部との摺り合わせなど、都会と繋がるビジネス面での具体についてチラリとでも触れて欲しいですね。
 創作ではなく、アキヤマさんの実生活を元に描いてみえますから、田舎暮らしの教科書にもなりうる事でしょう? 関心をお持ちの方はコンビニか書店へ(^_^)

待望の猪

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7月16日から調査捕獲が始まっているのですが、4日目にしてやっと1頭を確保できました。素直に嬉しい(^_^)
 
 罠を掛けて4日目位に掛かる事が多く、なおかつ雨上がりと言う事で、今調査捕獲では初めて止め刺し用の槍を車載して出撃(^_^)しかし、空弾きが一つあっただけで期待外れ、それでも山の神様は相変わらずイタズラ好きで、最後の罠で猪をプレゼント。さっそくAさんに電話をして調査作業補助のお願いをする。
 
 10数分で駆けつけて来てくれたAさんは「久し振りの作業やなあ」と言うが、休止期間が1ヶ月あったので、必要資材をチェックして再度現場へ赴き、「イザ勝負」となったが藤蔓にワイヤーが絡んだ敵は行動範囲が狭くて2突で御臨終。
 
 7・8・9の後半は夏に南部地区で捕獲を考へているので「朱雀1号作戦」と銘打って、前半と同じく12頭の捕獲を計画しているのだが、猟域が狭く獲物の数も少ないので厳しいだろう。
 
 助っ人に来てくれたAさんの話では北部地域の山を歩いても豚コレラにより猪は殆ど壊滅したようで、猪の足跡が全く無いとの事である。先月末に猟果の報告に行った折の支部長も北部地区の猪は全滅したので南部で巻き狩りを考えているとの話だった。
 
 狭い地域で鉄砲や罠の猟師が入り混じって猪を狙う状況が予想されるので、目標達成は厳しいだろうが、豚コレラが南部地域へ伝播する前に、猪の生息密度を下げて置くことで、豚コレラ汚染猪との接触を防ぎ、市内における猪の種の保存を確保したいと願っている。
 
 つまり中ノ川中流域で火除け地を作れば下流の猪は豚コレラの汚染から守られ、鈴鹿山脈の猪が壊滅状態になっても、鈴鹿地域の猪は徐々に復活出来ると言う訳だ?
 「そんなオーバーな」と言われるかもしれないが、鈴鹿山脈東麓で猪が獲れなくなっている。

愁いを忘れて

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 連日の雨で心まで濡れぼそり、梅雨が明ける前に未だ植えなければならない苗があり、調査捕獲も16日から始まると言うのにヤル気も失せてダラダラと日を過ごしております。
 
 そんな中で昨日は若くて美しい女性が薬膳の商品開発をなさるとかで薬草苗をお求め頂き、圃場も案内する事となって、久し振りに勇んで畑に出かけました。
 月に叢雲花に風、美人が来る時や雨が降る、と、降り立った無常の雨で苗のお買い上げだけ(^_^)
 
 しかし、考えてみればかっては時々ながら、同じ様に薬膳を研究してみえる若い女性やカフェ、居酒屋さんにお越し頂いた物ですが、畑が荒れだしたからか、ホームページに全く手を掛けなくなったからか、まあ、その両方でしょうが、来園者が少なくなりましたねぇ。
 
 当方も別に来園を求めている訳では無く、試験圃場的な要素もあるから、やたらと人を畑に入れて苗や農機具を盗まれる事になってもつまらないと考えていたので、気にはしていなかったのですが、荒れた畑を見回してみると「これではアカン」との思いも沸いてきました(^_^)
 
 春先の事ですが猪の調査捕獲も県の話では11月迄との事でしたし、既に当地の猪は豚コレラと猟師の捕獲で殆ど獲れなくなっているので、秋からは畑仕事に身を入れようかと考えてはいます?
 
 ポストコロナにおいて薬草栽培者としての自分は何をやれるか? 人々は衛生や健康、特にお年寄りは感染症への警戒心が強くなる事でしょう。
 食生活においてもそれは強まり、飲食物については摂取する行為に注意を払い、個々の食べ物についてもそれの持つ効果効能について考える様になるのではないでしょうか?
  
 ともかく、僅かであっても機能性植物をきっちりと栽培し、求める人に提供を出来る様になりたいと思います。
 
 試作から生産へと方向を切りかえ、経済栽培に挑戦していこうと考えています?「爺さん今まで何してたの?」と問われるでしょうが、残念ながら自己消費があれば良い方で、作りっ放しが多く趣味の領域を超える事は出来ませんでした。
 
 歳をとって今まで以上に生産力は落ちるかもしれませんが、従来の様に自己満足で終わらせるのではなく、量は少なくとも機能性植物を、それを求める人に商品として流通させようと計画してます。
 
 果たしてうまく行くのか? 成否は思案の外、最後の仇花を求めて突撃! 
 
 写真はそんな畑の脇で咲き誇る藪萱草(ヤブカンゾウ)この花を別名を「忘れ草」「忘憂草」と呼ぶというのは前にも書いております。
 
 その謂われは、昔、唐の玄宗皇帝が、宮中の庭で楊貴妃を傍らに「不独萱草忘憂、此花亦能銷恨」(ひとり萱草の憂いを忘れしむるのみならず、この花またよく恨みを銷す。)と言ったからとか? 
 また、朱子学でお馴染みの朱熹が「詩集伝」に「食之、令人忘憂」(これを食らわば、人をして憂いを忘れしむ)と書いたそうで、これを食べるとイヤな事を忘れるのだそうです?
 
 生薬名はこの花の蕾を金針菜と呼んで、鎮静作用や消炎作用があるとの事ですから、憂鬱な時や、気分イライラした時、不眠が続く時に食べると効果があるのかもしれません?
 
 萱草はキスゲ属、ヘメロカリス属も含みますからそれらの蕾も金針菜とされます。しかし、お店で売っている金針菜の殆どはユリの蕾だと言われますから、効果の程はどうでしょう? ま、味は変わらないのでしょね?
 季節になったら場末の店先に一山100円で本物の金針菜を並べる。そんな事を考えています。
 
 「忘憂草」を検索すると周華健の歌が並びますが、李香蘭の名が目を惹きます。
 忘憂草:李香蘭  作曲:林枚 . 作詞:衡山
 中国人の作詞作曲の歌を中国名の日本人が、様々な国の出身者で構成されたバンドを背景に、百鬼夜行する上海の夜に歌う。
 
 「上海バンスキング」を彷彿させますが、あれのキャッチフレーズの中に「あの街には、人を不幸にする夢が多すぎた」とあるのですが、夢に向かっている限り、周りにどう見られようとも本人は幸せです。忘憂草を食べて前へ(^_^)

イボツヅラフジの空中挿し木成功

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 前に、イボツヅラフジの挿し木をしたと書きましたが、発芽してきました。
 もだま工房の彦田さんは、タイでボラペット(イボツヅラフジ)の繁殖は挿し木ではなく、木の又を作って空中に横たえて置くと教えられたとの事でしたので、今回は土には挿さずにスポンジで空中に固定してみました。
 
 それを玄関庇の下に置いて水遣りを忘れない様にし、東向きなので朝日だけ当たって日中は陽が差さない状態に置iいたのですが、結果は御覧の様に、空中に横たえたままでも気管を下におろし、芽も出る事が判りました!
 
 ただ、鹿沼土に挿した挿し穂からも芽は出ており、空中に横たへなければ発根しないという訳ではありません。
 
 スポンジで蔓を挟んだ部分は黄色くなっていますが、水遣りをした時にスポンジが水を含んで、その部分が過湿になって蔓を死なせてしまったからですね。つまりイボツヅラフジの挿し木は土に挿しても発根・発芽はするが、水を遣り過ぎると腐って失敗すると言う事です。
 
 イボツヅラフジの挿し木は御覧の様にそれ程難しい物ではなく、冬は温かい屋内に入れれば越冬させる事はできますが、どうしても縮小再生産になって、数年で消えていく運命にあるようです。
 
 これを原料としてグドウチ、ティノスポラ などの名前で強壮や免疫強化のサプリメントが販売されていますが、厚労省は平成21年に医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原. 材料)の見直しとしてイボツヅラフジを挙げているものの、今の所は薬指定を行っていない様です?
 
 効果のある薬草は製薬会社や薬屋さんの圧力で?厚労省は僅かな可能性を理由に薬指定をして、一般のお店で販売出来るサプリ殺しをしてきますから、薬指定を狙っていると言う事はイボツヅラフジが効くと証明されたような物かもしれません(^_^)

板藍根の種収穫

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昨日は昼前の雨の合間にホソバタイセイの種取をしてきました。半分程は既に落ちてしまっていましたが、それでもかなりの量を収穫。
 前に紹介した折に「欲しい」と仰られた方が見えましので、ご希望の方は一掴み弱、写真2の量を送料を含めて500円でお売りします。コメント欄で他の人は読めないを選択してメッセージをお送りください。
 
 ホソバタイセイは、葉が大青葉(タイセイヨウ)、根が板藍根(バンランコ)という生薬になります。 解熱作用と抗菌作用を併せもち、抗生物質とよく似た働きをしますが、西洋薬とはひと味違い、板藍根を含む清熱解毒薬には、抗菌作用のほか、抗ウイルス作用があるので流感にも使へ、それに加えて、細菌やウイルスが放出した毒素を中和し免疫力を高める作用があり、さらに抗生物質のような副作用がないメリットがあります。
 
 2003年に中国でSARSウイルスが大流行した折には、中国衛生部が板藍根に予防の効果があると認め、積極的な服用を促した事もあって大いに使われ、アリババ創業者 ジャック・マー氏もこれを使ったと自伝で述べていると前にも書きました。

 今回の武漢ウイルス渦でも薬局の板藍根はすぐに売り切れとなったそうです。
 板藍根はインフルエンザの他にも、扁桃腺炎、流行性耳下腺炎(オタフクカゼ)、帯状庖疹、ウイルス性肝炎など多用されているとの事です。
 
 常識的な量である限り、大人も子供も一日何回飲んでも副作用が無いとの事ですから、外から帰った時にうがい薬として、喉が渇けば薬膳茶として飲むことにより、日常的にコロナウイルスの予防が出来る事でしょう。
 
 栽培は特に難しいものではなく、9月に種を箱播きして苗が出来たら前もって施肥して深く耕した畑に移植します。アブラナ科なので葉が青いまま越冬し、来年の春から順次利用が出来るはずです。
 
 利用方法は畑から抜き取ったら根を水洗いをして細かく切って乾燥させる。ただそれだけです。
 これを熱湯に浸したり煎じたりして、薬膳茶やスープのダシのように使用できます。うがい薬に使う時は煮だし時間を長くして濃くすると良いでしょう。またミルで粉砕して、パウダーとして使用すると便利です。
 
 葉は乾燥すると生薬の大青葉になりますが、詳しくはネットでお調べ下さい。
 板藍根と同じような効果があるので、乾燥後は粉末にして5~10gを緑茶に混ぜて飲めばウイルスの予防に良いのではないでしょうか?
 
 いずれにせよ板藍根も大青葉も副作用が無い事から、厚労省の食薬分類では薬指定を受けていません。つまり効能を謳わなければ薬屋さんでなくても販売出来る訳です。
 
 これはどう言う事かと言うと、武漢ウイルスで喘いでいる飲食店が食べ物や飲み物にこれらを加えて新しい商品を作り出せば人気を呼ぶかも知れないし?濃厚接触をする夜のお店も、来店客には板藍根茶を先ず1杯セットとして出すのはどうでしょう? ホステス(ホスト)さんも、「板藍根茶頂いて良いかしら?」とおねだりして店の売り上げに協力し自分を消毒(^_^)
 
 冗談はともかく、日本ではどこの家庭にも風邪薬があるように、中国ではこの板藍根が常備薬としてあるそうですから、興味のある方はお試し下さい。

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