野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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弟切草

otogiri.jpg
今日は午後より、喫茶店で時間を潰し、少し涼しくなるのを待って、昨日の続きをすべく川畑2号へ
 昨日使った管理機に培土器を取り付けて畝立をするが、最高出力2.2馬力と力が弱いのと、粘土質が相まって、低い畝しか出来無い(>_<)
鍬を使ってみたが、馬2匹分で出来なかった仕事を軟弱者に出来る訳が無く、お手上げとなって畝は低いままとし、後で土寄せをする事とした。
畝を8本作って種まきをしたものの1本余ったてしまったが、なおもこの川畑2号B畑だけで2/3の面積が残っている。
玉ネギやニンニクなら未だいけるし、秋ジャガも急げば間に合うが、山の畑は全く手を付けてないしで、さてどうした物か。

 そんな思案を横に、畑脇では弟切草が咲き掛けていたので、独り仕事のわびしさに花を相手に愚痴をこぼす。
弟切草は古くから使われており、江戸中期の漢方医、寺島良安(1654-1720)によって刊行された『和漢三才図会』(わかんさんさいずえ1712年)にもオトギリソウが詳しく紹介されており、切傷や腫物に対する薬効も記されている。

 この名の由来は、平安時代の花山天皇(968-1008))の御代に晴頼(せいらい)なる鷹匠がいて、鷹の扱いだけでなく、落馬や骨折の際の傷治療にも長じており、その薬は兄を主とする家伝の秘薬だったそうな。
ある時、貴人が花山天皇の隣席された行事で鷹の爪により傷を受け、それを晴頼が治療をしたと言う。その際、彼はうっかりと薬の秘密を口にしてしまい、これを知って怒った当主の兄は弟晴頼を切り殺した。
爾来、秘密は世に広がり、この草を弟切草と呼ぶようになったとか。(晴頼を兄とする他、諸説あり)

 生薬では小連翹(しょうれんぎょう)と呼び、 鎮痛、鎮静、収斂、抗菌、止血の諸作用に使われ、民間薬としては乾燥して煎じたりお茶として飲まれている。
乾燥した物を焼酎に漬けても良いらしいが、これは飲むのではなく外用とする。
また、セント・ジョンズ・ワートを西洋弟切草と呼ぶように、仲間であり、当然に欝にも効くようだが、セント・ジョンズ・ワートより弟切草の方が大きくて栽培も効率的だが、利用は医者と相談の上で願いたい。

 今日の百姓一句
咲き初めし 弟切草に 一人言


                  鈴鹿山麓 自然生村

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