野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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西部戦線異状なし

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 明日からは雨の予報を受け、夜明けを待って猟場へと向かった。やはり秋だ、木々の葉は緑のままでもシャツ一枚では肌寒くなっている。
 早起きは三文の得と言うが、何れも期待外れで、最後の罠に祈る思いで近づくと、一瞬何かが現れたかと思うと突然消えた、幻覚?
 慎重に近づいて目を凝らして見ると、中型犬程の猪が枯れ枝の下に潜んでおり、更に近づくと果敢にも突撃してくる。

 さて、どうしたものか? ウリ坊を飼育している従弟の所へ持っていってやれば喜ぶが、既に背中の線は消えており、戦闘精神は果敢で突撃を繰り返してくるので迂闊に手を出すと噛まれるだろう。
 ワイヤーを付けたままなら持っていけなくもないので、道路まで戻って辺りを見回すが、よく捨てられてある肥料の袋も探すとなると無い。
 
 軽く叩いて気絶させ、罠を外して逃がせてやれば大きく育って獲れるとも考えたが、必ず獲れるとは限らないので田畑への被害を考えるとそれも難しい。
 母親や兄弟と一緒にいたはずだから、このまま放置しても様子を見に来たそれらに罠の恐怖を教え込むだけだろう。

 池禅尼の願いを聞いて頼朝を助命したばかりに平家を滅ぼした清盛の例の如く、可愛さに絆されて子供を助けたばかりに、後で臍を噛んだ例は数多ある。狩猟免許は非情のライセンス(爺さん古杉)直ちに処断すべしと決定。
 せめて雄々しく死なせてやろうと、突撃してきた猪の頭に山芋堀の一撃を振る舞った。

 獣害駆除では1年目の猪についてどう扱われるのか知らないが、成獣と同じ様には扱われないだろう。目標まであと1頭でもあり、果敢に戦って死んだ猪には気の毒だが駆除手続はしない事にした。
 報告書を書くとするなら「西部戦線異状なし」
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