野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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図書館移転

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 今日の朝日新聞に、亀山市図書館を駅前に移転する計画ついて、それを進める市長と市議会の対立について書かれていた。
図書館を利用する人なら誰でも判る事だが、駅前に移転する必要は全く無い。公園の中にあり、小学校や中学校にも近く文化、福祉、教育施設が集められていて集積効果もある。
 
 例えば、図書館を移転したら歴史博物館なんて利用者が激減するだろう。私はそれなりに図書館を利用するが、そのついでにたまーにではあるが歴史博物館へ寄る。恐らくそんな行動をする人は少なくないに違いない?
 
 では何故に誰もが望んでいない図書館を駅前に移転しようとするのか?写真は某所から無断でコピペした物だが(^_^)、亀山駅前市街地再開発事業のイメージ図だそうで、ここへ図書館を移転したいらしい。

 市街地再開発事業とは、商業地で地主や借地・借家人が組合を作り、ビルを建てる事である。そのビルは権利床と保留床と言う物に分けられ、権利床は地権者の権利割合に応じて分けられ、事業資金は保留床の運営で賄われる。
 
 実は私は昔々、短い間であるが、市街地再開発コンサルタント会社で働いていた。日本で最初の市街地再開発事業である岡崎康生市街地再開発を手掛けた会社で、私はその2期事業においてコンピューターを使っての収益予測などをしていた。
 
 会社はその後東京へ移り、今も関東地区で再開発事業のコンサルタントをしているが、当時の三重県では桑名駅前、津駅前、久居駅前を手掛けており、その何れも立派なビルは建ったものの、経済的には全て失敗している。一番悲惨なのは桑名駅前再開発で、再開発組合は倒産して建物は壊され、再再開発で新しいビルが建った。
  
 何故か?その頃の手法は百貨店やスーパー等の商業施設をキーテナントに呼び込み、その権利金とテナント料で借金(長銀が金を貸していた)の返済をするものであった。しかし、その後のモータリゼーションの発達で、商業施設は大きな駐車場のある郊外施設へ移り、都心の再開発ビルからは撤退して事業計画が破綻してしまったのだ。
 
 亀山駅前で市街地再開発事業を行っても、事業資金を賄う保留床へのテナント呼び込みが全く期待出来ないから、市の施設を持ってきて、そこから賃貸料を得ようと考えているのだ。
 
 つまり、駅前の地主さんに市民の税金を賃貸料として払うシステムを作ろうとしているのである。そしてこの事業で一番潤うのは建設会社と建材会社なのだ。
 そこから駅前再開発事業を推し進めているのは駅前に多く土地を持つ地主と建設会社に建材会社であろうと容易に推測できる。
 
 一部の人たちの利益の為に市民の税金を使ってはならない。市街地再開発事業をするのは勝手だが、それは完全な民間事業であるべきだ。
 心ある人は亀山市の図書館移転に反対してもらいたい。
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