野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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河内行

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 先月の話ですが、金象印の収穫台車、ベンリーカーがヤフオクに出ていたので、さして必要でも無いのですが衝動的にポチしてしまいました。引き取り限定だったので応札者が2人でポチした値段から上がらずそのまま落札(^_^;
 で、行ってきました南大阪の岸和田。但し、市街ではなく阪和道貝塚インター近くの山の中でして、自宅から2時間弱で到着しました。あの辺の農家は石垣に白壁を巡らして立派な門を構えた城の様な豪邸が多いですね、不動産でしこたま儲けているのでしょう(^_^) そんな1軒の若奥様から無事に譲り受けて帰路につきます。
 実はこちらの方面に来るのは始めてでして、せっかくだからと天野町の金剛寺と羽曳野の白鳥陵に寄る事を決めておりました。国道170号線を北上していくと苗や種の通信販売で有名な国華園の看板、こんな所にあるのですね。ちょいと寄りましたが、ホームセンターに食品スーパーを足した感じのお店です。後方遠くには幾つものビニールハウスが並んでおりました。
 まもなく天野山金剛寺に着きましたが、ここは我が亀山市にある2つの山岳寺院、前に書いた鶏足山野登寺と、麓で猟をしている明星山国分寺が属する真言宗御室派の総本山なのですね。そして南北朝時代には長く南朝方の拠点であった事でも知られています。
 天野町は高野山の麓にある天野の里と丹生都比売神社(天野大社)に由来すると思われ、金剛寺の前の山には丹生都比売が祀られています。
中央構造線の南側には水銀や銅が産出しますから、それに携わる雑多な人たちから真言密教が生まれ、高野山があり、四国八十八カ所の遍路道があると思うのですが、ここも水銀が産出したので、高野山から技術者が住み着いて集落が出来、お寺が出来たのではないでしょうか?
 河内長野は南北朝時代は楠木氏の拠点でしたが、ここはその支族の和田氏が支配していたそうです。楠木氏が南朝に組したのも、水銀の産地だった伊勢丹生を領していた北畠氏との水銀繋がりからだとの説があります。
 楠木氏は物流と水銀で財を成した商業的武士と言われていますが、鉱山や冶金の職人集団も支配していたのではないでしょうか?
 楠木氏は正成の3男である正儀が戦いを続けますが、その子の正勝は1399年大内義弘が足利義満に背いて堺城に立て籠った応永の乱の際に楠木諸氏や南朝方の武士と共に参加したと言われます。
 幕府は周辺の守護にその鎮圧を命じますが、その頃には幕府に従っていた北畠氏はこの堺城攻撃に参加します。恐らく城中にはためく菊水の旗を見て、北畠方は昔の誼で内応工作をしたのでしょう? 落城の際に北畠軍は正勝やその子正顯を取り囲んで救出します。
 正勝は負傷していて十津川で死んだとか所説ありますが、子の正顯は北畠氏に従軍していた関氏の一族である鹿伏兎氏に預けられ、金場の平之沢に城と言うか屋敷を築いて平之沢氏を名乗り、伊勢楠木氏が生まれます。
 平之沢の本家を継いだ正重は桑名の刀鍛冶で妖刀として有名な村正に弟子入りをし、加太に戻って代々正重の名で刀鍛冶をし、その後矢鍛冶から恐らく江戸期には農鍛冶となり、いつしか場所も移って今は鍛冶ケ坂の地名だけが残っています。
 
 武士を続けた楠氏の方は楠平尾城や楠町の楠山城の城主となる他、加太川俣城から川俣氏、高岡城の山路氏に従って馬路氏、神戸氏に従った木俣氏など関家の下で繁っていきます。
 木俣氏の一人が伊勢湾を渡って額田郡に住み着き、家康の家来になって本能寺の変の伊賀越えには一族の支援も受けて?活躍するなど出世し、甲州攻めから井伊家に付けられ、その後彦根藩家老となりますが、大河ドラマで出てきたら思い出して下さい(^_^)
 
 高野尾や楠山の楠氏は伊勢が信長の支配下になったあと滝川氏と婚姻を深めた為に、小牧長久手の戦いの加賀野井籠城戦まで引きずられてしまい、結局は滅びて残された一族は平之沢に戻って近辺で帰農したといわれていますが・・?
 長々と書きましたが、薬草ー鉱山ー密教ー行者ー猟師を結ぶ旅の一説(^_^)
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