野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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ヒメウコギ

ukogigi.jpg
 今日は季節に背いて挿し木を行う。
我が家の庭には幾種類かの薬木が植えてあるのだが、垣根の一部にしているヒメウコギを切って挿し木をした。

 ヒメウコギは今では米沢の名物になっているが、上杉鷹山が藩の財政改革を進める中で、漆や楮、桑、紅花などと共に栽培を奨励した名残だと言われている。
 米沢の鷹山贔屓にケチを付ける気はないが、葉が食用になり、根は薬となり、枝にトゲを持っていて忍び込むのを防ぐ為に、戦国時代から武士の垣根に多用されて米沢ならずとも各地の城下町で植えられていた。
 中国原産で滋養強壮・不老長寿の薬木として日本に持ち込まれてきたのは古く、平安初期に出た延喜式(905~27年)には、伊勢、尾張、三河、下総、相模、美濃、周防、紀伊、讃岐の諸国からヒメウコギの皮を税として納めていたとあるようだ。

 ウコギと言えば、サプリ市場ではエゾウコギが有名だが、5、6年程前の事、ヒメウコギを買って頂いたお客様から「前に札幌の業者さんにエゾウコギの苗を頼んだら、三重県から大量の注文があり、在庫が無いと断られたが、おたくじゃないか」と言われた。
「洛陽の紙価を高らしむ」ならぬ、札幌のエゾウコギ苗を払底させたのは、正しくは三重「県」であり、 三重県林業研究所がエゾウコギの栽培研究をするために買い求めたようである。
研究成果をみると(http://www.mpstpc.pref.mie.lg.jp/RIN/hokoku/h16/rgh42219.pdf)とあり、三重県は暑いのでエゾウコギは育たないとの結果で、「本県特産の薬草木としての栽培の可能性を検討」とある初期の心意気からすると、いささか尻切れトンボの感は拭えない。

 と、言うわけでエゾウコギは諦めて、郷土としては歴史有るヒメウコギの苗作りに勤しんでいる。
戦国の武士が垣根にしたように、セキュリティに富んで、食用に適し、朝鮮人参を仲間に持つ強壮効果の高いヒメウコギを生垣に利用して欲しい。
 登山家の田部井淳子さんはこれを垣根にしているとどこかで読んだ覚えがあるが、確認はしていない(^_^)
春先に芽を摘んでも何度も芽をだして長く山菜を楽しめる。料理方法はググって貰えればあちこちに紹介されているはずだ。
 根を掘り上げて皮を削り、砂糖を加えて焼酎に漬ければ、薄茶色の五加皮酒が出来る。
 
 今日の百姓一句
触らじと 蓼の花踏む 棘垣根

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