野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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クサスギカズラ来る

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 NPO法人アジア麻薬・貧困撲滅協会の活動家で、広島は綾ケ谷ツボクサ農園の園主であられる中山長秀さんから、ボランティア活動で海外へ出発前のお忙い最中に時間を割いて、宅急便をお送り頂きました。瀬戸内にある故郷の島からクサスギカズラをお送り頂いたのです。
 段ボールの箱を開けてビックリ玉手箱、デカーイ! 漢方では天門冬と呼ばれる紡錘形の根茎が鈴なりだ!
これだけの大きさですから、堀るのが大変だったと思います。中山さん、本当にありがとうございました。

 クサスギカズラはキジカクシ科=アスパラガスの仲間ですが、かって、西日本の海岸には何処にでもあったそうなのに、今や埋め立てと築堤工事で殆ど姿を消し、絶滅危惧種とされる地域も珍しくありません。
 漢方では、滋養・強壮や咳止めに利尿、通便等に用いられてきましたが、近年では癌の治療、特に急性リンパ細胞性の白血病や慢性顆粒細胞性白血病の、抗癌作用が注目されています。

 そして、私が狙って居るのはインドの伝統医療アーユルベーダーで「100人の夫を持つ」と言う意味のシャタバリと同属である所です。男性の回春薬としてはここで何度も書いているアシュワガンダが有名ですが、女性の若返りや精力増強にはシャタバリが知られています。

 アシュワガンダは植物バイアグラと呼ばれる位に直接的な精力や性欲を高める効果がありますが、それに対してシャタバリは女性の生殖器ホルモンに対する強壮と若返り効果があるとされ、女性ホルモンの植物性エストロゲンと、免疫を強めストレスを軽減し早期老化を防ぐ滋養分を含むそうです。

 「オイ、爺さん、同じと言いながら漢方の天門冬とアーユルベーダーのシャタバリでは使用目的が違っているじゃないか!」
 確かに滋養・強壮は共通ですが、天門冬は婦人病に使われているとは言えませんね。漢方は単体として使われる事は無く、多くの生薬を組み合わせて用いますが、婦人病へは当帰や芍薬・地黄・山茱萸などが使われる事が多く、天門冬はあまり見られない。

 しかし、更年期障害の原因は卵巣機能の低下=卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンの減少によりますから、植物性エストロゲン(フィトエストロゲン)を多く含むクサスギカズラ=天門冬に女性機能の増強効果が無いとは言えないと思います。
 強壮効果と女性生殖器の若返り効果があるのは確かなら、女性にとって頼もしい味方であるのは確かでしょう。

 ここで重要な事は、シャタバリに目覚めた女性たちにがシャタバリを求めようとすると、高いサプリメントを購入しなければならないのですが、実はクサスギカズラも同じだと言う事です。「でも、クサスギカズラだってそこらへんに生えている物じゃないでしょ!」との声もお有でしょうが、2枚目の写真を見てください。庭に植わっているヤブランとリュウノヒゲです。ヤブランの紡錘形の根を大麦門冬、リュウノヒゲの物を小麦冬と呼び、同じく麦門冬として使われ、天門冬と殆ど同じ効能で使われます。
 
 この麦門冬と呉茱萸、桂枝、当帰、川きゅう、芍薬、牡丹皮、阿膠、人参、半夏、生姜、甘草を加えた漢方薬=温経湯(うんけいとう)は、月経不順や月経困難、更年期、産前産後などに効果があり、自然排卵を促して妊娠しやくするとされています。ここでやっとシャタバリの効果と合致しました(^_^)

 かなり乱暴な言い方ですが、高いお金を出してシャタバリを買わなくても、庭にあるジャノヒゲやヤブランの根を掘り出して焼酎に漬け、毎晩チビリチビリと飲む事で女を磨けると言う訳ですね(^_^;、
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