野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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熊の胆は無いけれど

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 すっかりサボリ癖がついてしまいました(^_^)
猟期は15日で終わったのですが、想い断ち難くてイジイジと猟に使ったナイフや包丁を砥いだりしておりますが、最後は猟場への道を整備する時などに使う鉈の研ぎです。
 下の鉈は足助重光です。ライブハウスを併設した足助の鍛冶屋さんで有名ですが、これを打たれた7代目の広瀬明史さんは惜しくも1昨年に62歳の若さで亡くなられました。鍛冶屋さんが減り続ける中で8代目が跡を継いでみえるそうなのは嬉しいですね。
 
 しかし、いつまでも猟の想いに浸る事は許されません。季節柄、薬草苗を求めるお客様より注文が溜まっているのです。何年も前から殆ど書き換えてないホームページですが、有難い事に放置したままでも検索に引っ掛かって注文を頂きます。もう少し本腰を入れればお客様も増えるだろうに、何かと忙しいのでそれもしない(^_^;
写真はやはり放置したままの薬草苗で、これから草取りをして注文と在庫を照らし合わせます。
ご注文を頂いているお客様には長らくお待たせしましたが、来週には順次発送しますので、今しばらくお待ちくださいm(__)m
 
 薬草と言う事で、メールは苦手なお年寄りも多く、公開しているので携帯電話へ直接にお電話を頂く事が良くあります。個人からの苗注文だけでなく、地域興しで薬草栽培に取り組もうとするグループからの相談や、新規事業で薬草栽培を計画した農事法人などからの指導要請もあるのですが、そんな相手には、質問には答えるものの基本的には「薬草より野菜を一生懸命栽培した方が儲かるよ」と答える(^_^) 薬草は薬事法で自由販売が出来ず、生産者は儲からない構造になっているからです。
 
 生産者は自由に売れないのに、製薬会社は自由に輸入できるので、国内の生薬栽培は殆ど壊滅してしまいましたが、漢方ブームで製薬会社は原料の不足をきたしているのではないでしょうか?
 猟も最後の日でしたが、山に掛けていた罠を外して回収に回っているときに携帯電話が鳴りました。私は人付き合いが多い方ではないので、昼間の携帯電話の多くはお客様からの問い合わせですが、それとは明らかに違うバカ丁寧な口調で話すのですが、山中の圏外でもあり何を言っているのか判らず、今は忙しいので後にしてくれと切った。
 家に帰ってメールを読むと、それなりに名の知られている漢方薬の会社からで、幾種類かの出荷前生薬の在庫は無いかとの問い合わせだったのだ。「狩猟中だったので失礼した、何れも栽培はしているが自家消費に毛が生えた程度で経済栽培はしていない」と返信すると「猟をしているのなら熊の胆は無いか」と折り返してきた(^_^)
  
 前にも書いたが、日本からマタギがいなくなった主な原因は最大の収入源だった熊の胆の販売が薬事法により自由売買が禁止されたからである。現在、一般的に販売されている「熊の胆」の殆どは「豚の胆」だそうであるが、今でも本物を求める層があり、それが不足しているようである?
 
 鈴鹿の山で熊は無理だが、中国で始皇帝が不老不死の妙薬と愛用し、ギリシャではヒポクラテスも治療に利用していたと伝えらる哺乳類動物の胎盤はどうだろう。妊娠中の猪が獲れる事はあり、今猟期に最後に獲った猪も5匹の子を宿していたが、犬のエサとして胎児と胎盤を送ると非常に喜ばれた。
  
 クレオパトラやマリー・アントワネットも若返りや美容の目的でプラセンタを使用していたと言われており、美容界ではプラセンタのサプリが注目されている。今の日本では人間の胎盤を食べる事は禁止されているが、その昔は出産後に栄養補助として自分の胎盤を食べたのは普通の事と言い、アメリカではセレブ夫人の間で密かなブームと言われていますから、日本でも需要が高まることでしょう。自分で獲った猪や鹿の胎盤から生薬の紫河車を作ろうと思いますが、どなたか製造方法をご存知の方はいらっしゃいませんか?
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