野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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久し振りの猟果

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 夕べは夜更かしをしたので遅い出猟だ。安楽川にそって山に向かうと行く手に虹! 古来、門出に虹は不吉とされていたので、今日の猟の安全を山に願う。

 やはりいつもの如く山には獣の気配は無く、諦めかけていると、幾つか目の罠の繁みで椎の木が揺れている。木を揺するのは鹿と決まっているが、念の為に斜面の上側から近づくと、かなり大きな猪が飛び出して来た! このところ2度も続けて罠に掛った猪に逃げられているので久しぶりに興奮する。

 今までの例から、1匹掛った時は他の罠にも掛っていた事が多いので、写真を撮っただけで残りの罠を見回るが、何れの罠にも変化はなかった。

 丁度昼になったので「腹が減っては戦は出来ぬと」とコンビニで買ってきた弁当を食べて考える。問題は獲物をどう搬出するかであり、道路より30m程下った樹林の斜面で、更に支尾根の反対側にあり、80キロはある猪を独りで引きづり出すのは難しい。
 誰か助っ人を頼むか? イヤ、今年はすぐに他人を頼んで楽をし過ぎているので、独りでやって見る事にする。もし引き出せれなかったら近くで集落営農のグループが耕地整理をしているから、夕方にでも行って声を掛ければ喜んで手伝ってくれるだろう(半分はお礼で消える事になるが^_^)

 そうと決まれば、腹もくちくなった事だしイザ出陣。現場へ戻り、軽トラに結び付けてある槍の柄を降し、穂先を付けて菊池槍を組み立てる。心は南北朝の合戦だ(^_^)

 猪の戦意は旺盛だが、樹林の中なので縦横に走り回る事は出来ず、単調な前後の動きで突撃してくるだけである。間合いを見切って槍を繰り出すと、大した衝撃もなくぶすりと突き刺さった。さして効き目が無いのか、敵は激しく動き回るので、更に2突き、そして3突き目を入れると猪は大きく仰け反った! どうやら太い動脈を切ったのだろう、辛うじて立ってはいるが既に動きは止まって勝負あり。念の為に4の槍を入れるとドウと横に倒れて荒い息、少し間を置いて剣鉈で喉元から止めを刺したが既にこと切れていた。

 先ず5mのチエーンブロックで猪を谷から引き上げて小さな支尾根を越す。チェーンを外すと本谷にゴロンゴロンと転がり落ちたがそれは元から計算済。道路脇の木に滑車を取りつけてトラロープを通し、片方を猪の足に括り、もう片方を軽トラに結わえて引っ張る。斜面をズルズリと引き上げるのだが、木の株や窪地に引っかかって、何度も猪と軽トラを往復するが、途中で「バチーン」とトラロープが切れた。「トラロープ ヨワスギ!」既にかなり引き上げており、ロープも50mなので別の部分を使って何とか引き上げに成功「やったね!」

 最後の写真は軽トラに積み込む為に少し吊り上げた所で、投げロープで道路に出た枝を通しており軽トラをバックすれば猪は荷台に上がる。写真はグロイが耳の後ろと耳の下を突いているのが判るだろう。猪は地表スレスレに槍を構えて、喉元を突くのが一番だが、そんな器用な事は出来ないので、耳の後ろを突くと良いとされる。しかし猪は常に正面から突撃してくるので中々上手くいかず、横を向いた瞬間に突き刺すのだ。

 内臓を出して「山賊の調理場」へ漬けておきました。明日は解体です。
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