野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

Entries

見回り始め

yoake.jpg
 未だ明けきれぬ薄闇を突いて、軽トラを西へと走らせた。安楽川に沿って進むにつれ朧げだった鈴鹿の峰々も次第にその姿を顕わにし、朝日を浴びて薄らと紅に染まる。
 休日のせいか早朝にすれ違う車も少なく、人影をみないまま最後の集落も過ぎる頃、陽は地平線を離れて長い影を作りながら辺りを照らしてくれた。

 しかし、山に分け入ると朝日も木立に阻まれて薄暗く、前日の雨のせいか湿った冷たさの中をゆっくりと罠に近づく。目を凝らしてみる地表には動物達の足跡は残るものの、昨日今日に付けた物はなく、罠の場所には何の変化も無い。
 
 10基の罠を回るが、何れにも獲物が近づいた気配は感じられず、辺りを調べても雨の翌日なのに新しく付けられた足跡が無い。どうやら解禁日に猟師が巻狩りをしたので獲物達は奥山に逃げ込んでしまったままの様だ。当分は猟果を期待できないかもしれないが、この雨で罠はしっかり獣道に馴染んでおり、獲物たちが戻ればきっと掛るに違いない(^_^)

 長さ2k幅200mの狭い地域で昨年は8匹の猪を掛けた訳だから、流石に今年はここではあまり期待できない気もする。別の山域を開拓しなければならないのだが、それ程猟場が広い訳ではない。猪は山奥には棲まず人家に接した里山を生活圏にするうえに、単独猟であり獲物の搬出を考えると道路に近くなければならないので罠を掛けられる場所も限られてくるのだ。
 
 元々、薬草畑を荒らす猪を退治する為に始めた罠猟なので、畑の周りを含めて3つの場所を猟場としているのだが、昨年ここ以外で猪を掛けたのは畑の近くの1匹だけで、ここが突出しており獣影が濃い最高の猟場だった。
 猟場を他地区へ広げると縄張り争い(^_^)のトラブルも起きかねないので、故郷の地域内で少し別の場所を探ってみたい。
 1回、初球空振りワンストライク 試合は始まったばかりだ、じっくりと攻めていこう(^_^)
関連記事
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

野梵

Author:野梵
ようこそ!自然生村のオヤジのブログへ
ホームページはじねんファーム(http://zinen.web.fc2.com/)
リンク欄をクリックして下さい

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新記事

フリーエリア

最新トラックバック

右サイドメニュー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR