野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

Entries

獣肉加工施設訪問

zibika.jpg
 狩猟解禁まであとひと月を切り、心は既に畑を離れてすっかり狩猟モードです(^_^)
我が地元に獣肉処理加工施設が出来たと知ってお邪魔しました。その名もジビエ亀山(http://www.za.ztv.ne.jp/aoh/)うーんストレート過ぎるネーミング(^_^)
それも当然?と言うか、開設者の若林さんは昨年まで県職員をされてみえたそうで、定年を機に施設開設に踏み切られたそうです。

 建物は車庫の下屋で、軽量鉄骨造り、屋根は波トタンで壁は角波カラー鉄板とシンプルな物です。県では専ら土木系を歩かれた資格マニア(^_^;のご様子で、電気やガスの溶接資格も持っておられ、全部自分で作られたとの事。
 内部も保健所の指導を受けて自作されたそうだが、補助金=税金塗れの立派な処理施設とは大違いだ。ジビエ料理の普及は有害獣駆除対策の一環であるのだから、施設へ金を掛けさせるのではなく、衛生的な標準作業の厳守に主眼を置くべきだろう。
 
 駆除数を増やすには、駆除が経済的に業として成り立つ様にすべきであり、その裏付けとして獣肉の消費を増やさなければならないが、その鍵は獣肉の低価格化にある。衛生管理を盾に過剰な設備投資を強いるのではなく、モラルの高い人が小資本で出来るこのジビエ亀山のような簡易な獣肉処理加工施設をあちこちに作るべきだろう。

 で、一番気になる解体費はと聞くと、県では業者(6社)間取り決めで、目方にもよるが大よそイノシシ1頭が2万4000円との事だ。たかーい、高すぎるわ!
設備償却費を考えての積み上げ価格だろうが、プロなら少なくとも1日2頭は出来るだろうし、3頭出来る人も少なくないはずなので、農林関係の他職の賃金と比較すれば高額感は免れない。それを出来ないと言うのならプロではないわけだから、見習いの収入であるべきだろう(-_-;
 猟師が自分で出来る解体を24000円も払って依頼をするだろうか? 解体費だけでキロ1000円近くする肉が流通できるだろうか? せっかく制度を作っても認可業者が地位を利用して独占的利益を得るだけ、それも直接間接に税金を使っているのだから問題も大きい。一部業者さんが、自分達を通さないで獣肉料理を提供している店を取り締まれと県に要請しているとの事だが、既存の流通を狭める物であり獣肉消費拡大の為の制度からすると本末転倒も甚だしい。
 TPP合意の次に控えるのは農業関係の規制緩和であり、自由化であるのだから、県の担当部署はこの流れに背くような解体料の業者間取り決めは独占禁止法違反だと厳しく注意し、多くの猟師が利用したくなるような価格帯に誘導すべきだろう。

 こんな事を書いたからと言ってジビエ亀山さんを非難している訳では無い(^_^) 衛生管理の強化を美名に猟師の自由度を狭める制度であり、結果として猟師が減って獣害が増える事に成りかねないのを危惧するのである。マタギが絶滅したのは、獲物が減ったからではない。薬事法でマタギから熊の胆の自由売買権を奪ったからであり、お上は常に衛生の名のもとに猟師を殺すからだ(^_^;

 ジビエ亀山のご主人そのものはとても良い人であり、狩猟に関しては色々な事をお教へ頂いたが、この事についてはまた別の項で触れたい。ご自宅にはアマチュア無線のアンテナ塔が立ち、物置にはカナディアン・カヌーが吊るされ、ガレージにはラジコンヘリが置いてあり、ランドクルーザーに乗って登山に行かれるとか、同じアウトドア派でありながら、わが身との違いを見るに羨ましい限りであった(^_^;
関連記事
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

野梵

Author:野梵
ようこそ!自然生村のオヤジのブログへ
ホームページはじねんファーム(http://zinen.web.fc2.com/)
リンク欄をクリックして下さい

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

最新記事

フリーエリア

最新トラックバック

右サイドメニュー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR