野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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大岡寺畷の案内柱

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 西の方に行く用事があったので、大岡寺畷を通ってみたが、件の案内柱は今も立っていた(^_-)
柱には「からっ風の大岡寺縄手吹きとおし つれもちからも皆座頭なり(桃青ひさご集)」とある。
ここに芭蕉の名は無いが、桃青が芭蕉と名乗る前の俳号であると知る人は、芭蕉が詠んだ物であり、ひさご集に載っている物だと思うのが普通だろう。

 ひさごは前に書いたように近江蕉門の連句であり、一般的には俳諧七部集(芭蕉七部集)の中の一つ「ひさご」と呼び、「ひさご集」とは言わないだろう。
ご存知の無い方に説明すると、連句とは何人かで歌を詠み、五七五、七七、五七五、七七と五七五の長句と七七の短句を相互に続けていくが、尻取りのように、前句を引き継ぎながら意味を変えていく。

 柱に書いてある物は芭蕉の門人である里東が「連も力も皆座頭なり」と詠んだのに対し、同じく野径が「から風の大岡寺縄手吹透し」と返したもの。
この里東の前の句は珍碩の「たそがれは船幽霊の泣やらん」であり、野径の後ろは乙州の「蟲のこはるに用叶へたき」となっている。

 芭蕉がこの大岡寺畷で詠んだ句でないのはもちろん、別の人が呼んだ連句の順を変えて、一つの和歌の形にしているのも問題だろう。
柱には亀山市教育委員会とあるから、亀山市民としては結構恥かしい(^_^;

 余談だが、芭蕉は江戸では門人から贈られた瓢を米びつとしており、弟子たちが適当にそこへ米を入れていたそうだ
芭蕉庵で財産と呼べる物はこの瓢ぐらいで、「もの一つ瓢(ひさご)はかろきわが世かな」と詠んでいる。
この瓢はかなり大きくて、米を一杯入れると5升が入ったそうで「春立つや新年ふるき米五升」と、貧しくとも心の満たされた正月を喜んでいた。

 今日は野良仕事は無し、夕方の散歩ついでに川畑1号のスイカを見に行く
心配していたカラスの被害も無く、順調に育っているが、1本が蔓枯れを起こしている。
未だ早くてダメだろうと、地面に落として割ると、結構赤らんでおり、一口齧るとそれなりの甘さだ。惜しい事をした(^_^)
この蔓にはもう一つ実をつけているので、明日車で取りに行くこととする。
他に6個が実っており、大きい物は25センチほどあって、予定より早く収穫できそうだ。
それにしても、ろくに肥料もやらず草も生えるに任せたが、季節が来ればきっちりと実を付けた西瓜に感動。

 今日の百姓一句
時来れば 実るや西瓜 草の中
suikaka.jpg
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