野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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小雨の薬草採取

mahachi.jpg
 ツボクサ苗の注文を頂いたので、そぼ降る雨の中を採取に行きました。ツボクサは畑でも栽培していますが、畑は適地ではない為に今の季節はまだロゼッタ状態で小さい為に、水辺にある大きな物を採取するのです。

 ノブドウとアマチャヅルがあったのでこれも採取し、さらに行くとノカンゾウの小さな群生を見つけた! 今の季節ならこの根本を生のまま酢味噌をつけて食べるととても美味しいそうですが、注文があった時に採取するために残置(^_^)
 
 水辺ではサジオモダカとフタバムグラを探したのだけれど見つからない。特にフタバムグラを探してます。湿田の雑草として嫌われ物でしたが、機械化で湿田が無くなったのと除草が行き届いて見つかりません。ご存知の方は是非採取して、お送りいただければ購入させていただくか、これと併せて飲むと抗癌効果のあると言われるハンシレンをお礼にお送りさせて頂きます(^_^)

 田舎では、その気になれば、野や山にある物をお金に換えられます(^_^) 葉っぱをお金に変えて映画にもなった四国上勝町の「株式会社いろどり」が有名ですね。
 
 では薬草はどうでしょうか?
以下は日本漢方生薬製剤協会がまとめた資料から抜出した物です(平成20年調べ)。
 
生薬名(一般名)------使用量---国産---中国産 (単位ton)
ハンゲ(カラスビシャク)--629-----0------629
カッコン(葛)------------553----0.061---546
タクシャ(サジオモダカ)--358-----0------358
キキョウ(桔梗)------------268-----0------268
バクモンドウ(蛇の髭)----211-----0------211
オウバク(キハダ)----------198-----6------191
ボウイ(オオツヅラフジ)---99----71-------28
ゴミシ(朝鮮五味子)-------90----0.6------90
シャゼンシ(オオバコ)-----74-----0-------67
ゴシツ(ヒナタイノコズチ)-67----0.6------66
ジュウヤク(ドクダミ)-----62----13-------48
インヨウカク(イカリソウ)-53-----0-------53

 地域によるものの、何れも探せば山や原野や河原にあるものですが、それらが利用されないまま、外貨を使って大量に輸入されているのが現実です。
 何故か? 国民の健康を守るとの建前で、製薬会社や薬屋さんを守る為に薬事法が薬指定をされた植物の流通を制限しているからですね(-_-)

 つまり、「いろどり」が扱うツマモノは市場で値段が決まりますが、薬草は自由市場が無く、買い手側優位の相対取引で値段が安いので、無料で採取できても手間がかかるだけで採算が合わないから誰も取らなくなってしまいました。
 しかし、野山に放置されるからと言って、これらの薬草が効かないわけではありません。美しいパッケージに包まれた顆粒剤は高い値段で薬屋さんの棚に並んでいるのですから。

 近ごろは医療費の増大で苦しむ行政がこれに目を向けてきましたね。伝統的な薬草には即効性はありませんが、健康維持や病気の予防には利用を続ける事で効果が期待されます。これを更に進めるには、行政や研究機関が薬草の調整方法や利用方法をより具体的に公開すると良いと思いますが、薬屋さんやお医者さんの抵抗が大きいかな(^_^)

 写真はシナマオウです。日本で一番輸入量の多い薬草は甘草で平成20年度で1267トンありました。当時は全量輸入でしたが鹿島建設の栽培プラント開発など、国内栽培も増えてきています。2匹めの泥鰌ではありませんが、各社は薬草栽培装置の開発に取り組んでおり、その一つにこの麻黄があります。輸入量では9位ですが額では上位にくるからですね。
 麻黄は殆どの風邪薬に使われていますから、ご家庭にある風邪薬の成分を見てください(^_^) また覚醒剤の原料としても有名ですが、痩せる為に覚醒剤を飲んだと言う人もある程にダイエット効果があります。アメリカではダイエットサプリとして利用されていましたが、心臓に負担が掛って死亡事故が相次いだので販売が禁止されました。副作用の問題が解決すれば大化けする可能性のある薬草です? 少し栽培を試みましたが、お金と技術のある所でないと無理とわかりやめました(^_^)
 私には野山を巡って、自然に生えている薬草を採取するのが似合っている(-_-;
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