野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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奈良行

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今日は如何にも春らしい暖かな一日でしたが、春陽を浴びて大和路を走りました。と言っても旅行を楽しんだのではなく、薬草の種と苗の仕入れに行ったのです。
 
 かれこれ10年程前から買わせて頂いている奈良の薬種問屋さんにお邪魔しました。従来はお送り頂いていたのですが、前にチラリと触れたように、薬草を収穫した後で如何に処理するかをお教え頂きたく、将に「お邪魔」をしに行った訳です。
 ご親切にも2時間に渡ってご教授頂き、書籍では得られない本場の秘伝?を伝授戴きました(^_^) それらを自ら実践し、文字通りに自家薬籠中の物とできたら、皆さんにもお伝へしたいと思います。

 今回はシャクヤク苗を沢山仕入れて来ました。婦人病に良いと言う事で、トウキの苗を欲しいと言う方が多いのですが、漢方ではトウキを単独で使う事は少なく、登帰芍薬散などシャクヤクの根と一緒に使う事が多いのですね。
 それに、ダイエットに悩むご婦人にとってこの当帰芍薬散は非常な味方になるそうですよ。女性の多くは脂肪太りではなく水太りだそうで、これの服用で体内の水分代謝を良くして体の冷えを取ると共に体重も減らすとか? 詳しくは専門の場所でお調べください。

 さて、そのシャクヤクの根にはペオニフロリンと呼ばれる鎮痛や鎮静作用を持つ成分の他にも多くの機能成分を持ちますが、種類によってその成分含有率が違います。薬用として流通させるには乾燥状態でペオニフロリン(Paf)を2.0%以上含まなければならないそうで、家庭でも栽培されている赤系の「春の粧」や白い「滝の粧」など、西洋シャクヤクも基準をクリアしていますが、含有率が多いのが大和芍薬と言われる種類です。

 「梵天」と言う名で知られていますが、これは古くから奈良で栽培されていた和芍薬を、武田薬品に持ち込んだらそれを梵天と名付けたのが一般化したと教えて頂きました。薬用芍薬と言うと富山が有名ですが、その薬種問屋さんの話によると昭和50年頃に奈良での栽培が激減したので、気候の涼しい富山に目を付けたところ縁もあって行政の協力を得て普及したとの事でした。

 白くて花が小さな梵天やカラフルな洋芍をたっぷり仕入れてきましたので、花の季節には薬草園を美しく飾る事でしょう。しかし開花までには4年は掛りますが、それまで生きていられるかな(^_^;

 帰りに薬草園へ寄って植え付けの算段をしていると、アレッ? 並べてある植木鉢が幾つか無くなっている! 昨日は気が付きませんでしたが、恐れていた盗難ですね。宣伝をすれば盗難は避けられませんが、知らせなければ見て貰えず、将に矛と盾の関係ですが、悔しくてたまりません。判っているのはシナマオウで、他に2鉢盗まれています。
 マオウは覚醒剤の原料になりますが、これを齧っても効果はありません(^_^; でも栽培している所は少ないので狙って盗んでいったのでしょう。他が何だったかちょいと思い出せませんが、薬草コレクターにって盗まれたのは間違いありません。1年間盗られなかったので安心していましたが、どう展示していくか難しくなりました。

 写真は古代の武器庫だったと言われる石上神社です。仕事での奈良行きなので歴史好きながら寄り道は無しでも、刃物好きなので、ここへはお参り(^_^)
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