野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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猟期も終わる

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今日は猟期の最終日。しかし既に罠は撤収してあるので、特にする事は無く、後は出猟報告書を書いて狩猟許可書を返納するだけです。
 今期の猟果は前に書いたように、猪8匹、鹿3匹。昨年は猪3匹に鹿5匹ですから、技量の向上があったにせよ、猪と鹿が逆転しているのはそれだけ猪が増えたのでしょう? ちなみに罠で捕まえるのは鹿よりも匂いに敏感な猪の方が難しいです。
 
 鹿は草食で奥山を住処にし、猪は雑食で人家に近い里山を本拠としていましたが、近ごろは鹿が増えすぎて里にまで降りてきています。動物だって味覚がありますから、人間が作る美味しい米や野菜の味を覚えたら、山奥で木の皮なんて喰っていられない(^_^)
 
 大事に育てた薬草を収穫前に何度も荒らされて、復讐の鬼となって始めた括り罠猟ですが、やる程にオスとしての狩猟本能を刺激されて嵌っていきました。自衛の闘いからは始めたのですが、いつしか「攻撃は最大の防御」と化して行ったのですね。
 
 しかし、激しく攻め来る敵を自らの刃で屠り、返り血でその身を鮮血に染める間柄であれば、相手への尊厳が生じるものです。今夜も猪カレーで美味しく頂きました、ありがとうございます m(__)m
 
 括り罠猟のキモは罠に獲物を掛ける事では無くそれを取り込む事ですね。近ごろはそれも鉄砲で仕留める事が多くなりましたが、どこか卑怯な気がします?
  
 私は狩猟用の槍で仕留めていますが、正直なところ未だどこをどう刺せば一番良いのか判りません。狩猟槍の販売ホームページには地上スレスレに構えて、下から心臓を狙うと有りましたが、私にはそんな器用な事は出来ません。
  
 猪は常に正面から攻めて来ますから、私は首筋を狙って槍を突き出します。写真で心臓側の首筋を集中して突いているのがお分かりかと思いますが、この時は3度程で斃しており、深い所で動脈を切ったのだと思います。
   
 2枚目は、2年間の使用槍の変遷です(^_^) 最初は多くの猟師がするように、鉄筋を尖らせた物ですが、これは箱罠猟のように猪の動きを止めて、心臓を狙って刺すのには使えても、動き回る括り罠猟では大きな猪を斃すのは難しいで すね。
 基本的に動物の体は刺されただけでは致命傷にはなりません。太い動脈を切って出血死をさせるか、心臓を刺して止めるしか、相手を即死させる事はできません。 立っている人間は前から心臓を一刺しできますが、他の動物の心臓は骨格に守られて簡単には刺せませんから、租脈を切る事になるのですが、鉄筋を尖らせただけの物では血管を切るのは簡単ではありませんでした。
  
 そこで、無銘の日本刀残欠を槍に仕立てました。これで、鹿や小振りの猪なら簡単に斃せるようになりましたが、大きな猪だと曲げられてしまうのですね。長い柄を持つ槍は、支点になる物がある場合はテコの原理で穂先には強い力が働くのでこんな刀でも曲がってしまいます。
 
 その後で鋼材を削りだして作ったのが最後の菊池槍もどきですが、さすが南北朝から戦国にかけて実際に使われた物を模しただけあって効果満点(^_^)
 
昔は槍の腕を上げる為に、小さな的を狙って刺す練習をしたとの事すが、我が家の車庫にゴルフボールを紐で釣るして揺らし、それを棒で突く練習をしています。腕が上がれば釣りの錘を垂らして突こうと思っていますので、今年の冬には仕留めの腕も上がっているはず?
 バカな事をしていますが・・・バカです(^_^)
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