野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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カート

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今日の朝日新聞国際欄に「「カート」イエメンの影」なる記事がかなり大きく出ています。話題が無いので埋め記事なのでしょうが、全体的にはカートが何か悪い物であるかのような論調で書かれており、これは異文化への差別視だと思いますね。
 カートはアラビアチャノキとも呼ばれ、エイオピアやイエメンなど東アフリカを中心に、アルコールを禁じられているアラブ世界の人がささやかに酔った気分になれるニシキギ科の木の葉っぱです。何の濃縮も無い、ただの葉っぱで酔った気分になろうとするのですから、大量に摂取しなければならず、ほっぺたを一杯に膨らませてムシャムシャするとの事。
 
 酒に比べれば、カートの酔いは物の数ではありませんし、貧困や犯罪を招く原因なら酒の方が圧倒的に多く、飲み過ぎれば病気を招く危険性も酒の方がずっと大きい。それに酒は習慣性がありますが、カートに習慣性は確認されていません。
 人や社会に及ぼす害は酒より圧倒的に少ないのにも関わらずカートの常用を社会の暗部であるように見下すのは、1面記事にある「南極海の調査捕鯨 停止」と同じなのであり、自分の文化では無い物を悪とする考えからきているに他ならないのではないでしょうか。
 日本人は昔から鯨を食べていたし、アラブ人も昔からカートを愛用していました。幾つもの理由を付けて反対をしますが、本当の理由は一つ。「自分たちの思想信条に反するから」ですね。
 
 いつもながら前置きが長過ぎますが、このカートのアラビアチャノキはうちにもあります。
栽培してもう7~8年も経ちますが大きくなりません。植木鉢に植えてあるせいもあるのでしょうが、やはり日本では寒すぎるのでしょうね。少し伸びても寒いと先端を枯らしてしまうのでいつまでたって小さなままです。
 
 本当に葉っぱを齧っただけで酔えるのか? アメリカでは禁止されているが、日本では合法なので試してみました。結論は「酔えない」^0~
何人も試した人は居るようで、日頃から酒を嗜み、コーヒーを愛飲する一般的な日本人は、アラビアチャノキの葉っぱをムシャムシャするぐらいでは何の変化も無いらしい。
それ以前に効く程には根気良くムシャムシャできない。酔いたければどこにでも売っている酒を飲めばもっと簡単に酔えるのだから(^_^) 
 
 カートは多幸感を求める嗜好品だけでなくマラリヤや強壮の民間薬でもありましたが、一方において食欲抑制効果もある事から貧しい人々がこれを咬んでは飢えを紛らしていた歴史もあります。ドイツではこの効果から肥満に対して使用されているそうですが、上記のように日本人にはあまり期待できないようです(^_^)
 
作用の主成分である、カチノンはアンフェタミンに似ているが毒性や習慣性は低いようなので、可能性のある植物ではないでしょうか。うちでは宣伝をしていませんが、研究用に会社や学校などに限り苗を販売しています(^_^)
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