野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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羅漢果の芽再び

rakayjuki.jpg
降りそで降らない梅雨空の下で、今日は自宅の庭の草取りをする。
前から女房に言われていたのだが、放置していたら庭が草で埋れてきた。

 薮蚊に刺されながら草取りをしていると、今年も羅漢果が元気に芽をだしているではないか。
9年前に我が家に来て、中国の桂林近くでしか育たないと言われているがこれまで絶えずに続いているのだ。写真は親株から出来た子株だが、親株も未だ健在である。

 薬草栽培に目を付けたものの、国内で量産されている物は今更出番が無いだろうと、国内ではあまり栽培されていない物を中心に栽培を始めたのだが、羅漢果もその一つであった

。中国が種の国外持ち出しを禁止しており、桂林以外では栽培できないとの事なので、逆にやる気が出た。
 羅漢果の宣伝文句には、桂林はかって海であり石灰質の奇岩が云々とあったが、羅漢果の栽培地写真を見ると赤い崖地が多かった。ので、鉄分が多くて排水の良い所が適地なんだ

ろうと推測。
 
 種を入手する際に、輸入先を尋ねたが、アメリカとインドとそれに不明であった。別に中国の桂林だけでなく、あちこちで栽培されいるのだから、日本の夏は暑いので、太陽と肥

料と水さえ合わせれば育つはず入れ込む。
予想に違わず、羅漢果はすくすくと育った。しかし、肝心の実が成らない(^_^) 羅漢果は雌雄異株である事は知っていたので、畑に十系統の苗、20数本を植えたのだが、花すら咲

かないのだ。
 蔓は4m四方に伸びており、花が咲かないのは肥料が足らない所為では無い。植物も動物も繁殖行動はホルモンの作用で始まり、そのスイッチは太陽が照る時間と気温である。
加温や遮光又は照明で何とかなるのではないかと推測できるが、それ以上は貧乏人の手に負える物では無い。

 せっかく増やした羅漢果である。
果実の成分は果実の内部で作られるのではなく、果実の付け根で合成され、成分その物は植物全体に有るとどこかで読んだ。
しからば葉や茎にも羅漢果の成分はあろうと、それらを加熱しても甘くはならなかった(^_^;
 では薬理成分はと、丁度、三重県がメディカルバレー構想を始めるに当たって、基礎データの収集として地元産出品の成分分析を行っていたので、駆け込みで羅漢果の葉や茎の分

析を加えて貰った。

 その結果がhttp://www.mpstpc.pref.mie.lg.jp/KOU/kenhou/h20/20c01.pdfである。
血圧上昇抑圧機能と抗酸化機能についての試験であるが、羅漢果の葉茎は抜きん出た効能が無かったので、私は他の薬草に力を入れていつしか置き去りにしてしまった。
しかし、ここで再度データを見てみると、確かに抜きん出た効能は無いかもしれないが高い数値を表わしており、その両方ともに高い羅漢果葉は稀有な存在である。
 羅漢葉茶を作ったものの、苦くは無いが煮ても焼いても甘くはならなかったので見捨てたが、健康茶のベースとして見直しても良いのかもしれない。
羅漢果のウリとして抗酸化作用が謳われているが、茎や葉にも十分その効果はあり、血圧上昇も防いでくれるのだ。

 写真左は羅漢果の芽で、右は羅漢果の棚に積もった雪。羅漢果は12月頃まで枯れず、ニガウリの仲間であるが、性質は晩秋に実を付けるハヤトウリに似ているようだ。日本での開花結実のヒントもこの辺にあるのではないだろうか?
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