野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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萱刈

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 西瓜の下敷きや夏野菜の蒸散防止に藁が欲しい時が良くあるのだが、近頃は農家もコンバインを使うので、藁が無くて困る。
川畑1号で周りを見回していて気がついた。目の前にイネ科の植物が一杯あるじゃないか!
そう、周りの耕作放棄地にススキが一杯生えているのだ。硬いし、長いが使えない事はないだろう。と、言うわけで今日はススキ=萱=茅を刈った。


 そう言えば、辻井喬の小説に『萱刈』と言うのがあったな。頭の悪い私にはちょいと理解できない難しさがあったが、彼は政治や経済を超越し、身体に染み付いた伝統文化への希望を、かっては重用しながら今は見捨てられている萱を題材にして問いかけたと理解したがどうだろう?
今回の萱刈りも身体に流れる百姓の血がススキを見て反応したのだろう(^_^)
 東京にいた時は、勤めも住まいも地下鉄日比谷線だったので、茅場町には馴染みが深かった。屋根葺材料の茅を扱う店が多かったからだそうだが、今も茅葺の伊勢神宮は本物の広い茅場を持っている(^_^)
伊勢神宮では20年に1回の遷宮の為に、毎年ススキを刈っては大きな倉庫に保存しておくそうだが、そんな施設の無い我が家では、刈るのは良いがどう保存したものか?

 横にして野晒しにしておくと腐ったり醗酵するので、立にしておけば良いだろうと、杭を打ち込んで、それにススキの束を括りつけた。藁の保存にはスズミ(ススミ、ツツミ)と言うのがあって、子供の頃には良く登って遊んだものだが残念ながら作り方をしらない。
ススキにも同じような物があるはずだが、既に集落に茅葺屋根の家は1軒だけだったので保存しているのを見た事が無い。
 ぶかっこうだが、高さは2.5m以上あって目立つ。散歩に通りかかった人に何ですかと尋ねられた(^_^)
世界中に藁人形に火を点けて燃やす祭りがあったと思うが、こうしてみるとどこか理解ができる。元々は原始宗教として、人形に悪霊を託して燃やした物ではないいだろうか?

これまでの悪運を焼き払うべく、火をつけたい衝動を抑えて(^_^)畑の整地に勤しんだ。
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