野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

Archive [2017年09月 ] 記事一覧

駆除期最後の獲物

 有害獣駆除は4月1日から9月30日までですが、明日は農作業の日と決めているので、今日を最終日と決めて罠の撤去へ。 9月も終わりとなると朝の空気は涼やかで、空には雲一つありません。青々とした鈴鹿の山に囲まれて ♪四面山なる 坊がつる・・ 鼻歌を歌いながら桧の疎林を行くと、遠目にも何やら動く気配!  躍る心を抑えてゆっくりと近寄ると50キロ程の猪がワイヤーを曳いて走り回っている。すぐさま仕留め道具を...

茸の名は

 この所、続けて猪が掛かっていますが、今日は久し振りに鹿が掛かっておりました。 先日、釣り好きな人が尻皮にするので鹿の皮が欲しいとの要望を受けていたので、有害駆除期はダニの活動が活発な為に、専ら埋葬処理をしてきましたが、駆除期も最後になって解体です。  私が山登りをしていた35年程の昔でも尻皮は話として聞いてはいたものの、山で実際に尻皮を腰に付けてみえる登山者は見かけた記憶がありません。 尻皮は猟...

不思議な勝利

 浮かぶ雲は濃緑の山中から見上げる高く青い空の中では白く際立つ、白秋さなかなり。  かっての棚田が今では桧林になっている猟場を行くと、近づくまでもなく罠には動く影、猪だ! すぐさま車に戻り、槍やカメラなどの7つ道具を持って罠から離れた場所に陣を構えた。  近づいて偵察をすると敵は50キロ程で極めて活発に動いているが、その理由はまたしても罠は鼻を括っており、足は自由に動かせるからだ。 ワイヤーは立木...

激闘の末に

 前日の見回りで猪が掛かっていたのは判っていたのですが、生憎槍を持っておりませんでした。50キロオバーと思えたので、とても山芋堀で叩いて仕留める勇気は私にはありません。 孫子曰く、朝は鋭、昼は惰、夕は帰。午後も3時を回っており槍を取りに戻ってまで仕留める気も起らず、明日出来る事は明日すれば良いとの性格もあって、、翌日に延ばし、準備も万端、戦意も高く早朝の出陣となりました。  前の逆襲に懲りたので、...

中印美人草

 台風一過、罠の様子を見に行こうとしていると、名古屋から援農ボランティアに来てくれるAさんより電話があり、喫茶店に居るから来いとの事で急遽予定を変えることとした。  喫茶店で長話のあと畑に向かうと、台風の被害は殆ど無く、シャタバリの試し掘りを行った。 シャタバリはAさんがたって願った薬草で、入手に苦労した。タイから知人に持ち帰って貰ったものの冬越しに失敗したが、Aさん本人が見つけて苗を取り寄せたも...

西部戦線異状なし

 明日からは雨の予報を受け、夜明けを待って猟場へと向かった。やはり秋だ、木々の葉は緑のままでもシャツ一枚では肌寒くなっている。 早起きは三文の得と言うが、何れも期待外れで、最後の罠に祈る思いで近づくと、一瞬何かが現れたかと思うと突然消えた、幻覚?  慎重に近づいて目を凝らして見ると、中型犬程の猪が枯れ枝の下に潜んでおり、更に近づくと果敢にも突撃してくる。  さて、どうしたものか? ウリ坊を飼育してい...

久しき獲物

 昨日、久し振りにまとまった雨が降った。雨で清められた山は深緑に彩られ、立ち上がった雲間から射す光は夏の気配すら感じさせる。  ここしばらく獲物から遠ざかっているものの、見慣れてはいるが近づくにつれて深さと高さを増していく景色の中に「鈴鹿の山に雨が降ると鹿が死ぬ」の伝説?を意識する。   一つ、二つ、罠には獲物の影は無い。それでも一縷の望みをもって最後の罠に向かうと、木立越しに獲物の跳ねる影! おお...

今日も収穫無し

 狩猟の方は獲物の動きが全く感じられません。空弾きや罠の近くに足跡が無く「お客様がお掛けになった獣道は現在使われておりません」状態なのですね。 これはもうお金を払う、イヤ似ているが違う、餌を置いて通じるかどうか試すしかありません。  畑の方は1週間放置してあったので一面の草まるけ。ホーリーバジル(トゥルーシー)が雑草の中に赤紫の帯を描いていたので、畝間を刈り払い機で刈ると、写真の様に見事な?ホーリ...

竹屋さん

罠の見回りに行きましたが、何れの罠も変化なく、周りに獲物の足跡は無いので、獲れる気がしない(^_^) 稲刈り後の新たな戦術が決められずに困っています。答えは当然に「猟場に聞け」であり、山を歩いて獣の新しい足跡を探すしかありませんが、根性無しなのでそのまま帰宅(ダメジャン!)  松山の集落を通ると、知り合いの山中竹店さんが竹を切っていたのでお邪魔虫。 景気を聞くと「大工さんの仕事を手伝うて、自分の仕事が入...

鉄路防衛戦へ

 鉄路を守れ! 獣の列車襲撃を阻止しようとの熱い思いを持つだろう?仲間たちとの集いに参加すべく、小雨振る中を車は一路メッセウイング三重を目指した。渋滞を物ともせずに到着した会場には、硬い決意で目を、イヤ頭を光らした同志たちの姿! 年寄大杉(^_^)  集まったのは近鉄名古屋線の防衛を主任務とする旧津市の部隊とJR関西線を守る亀山市の部隊で、合わせて大よそ40名、そのうち亀山からの部隊は22名。  どう...

猪の逆襲

 秋晴れの日曜日、朝から罠の見回りに行く1日に設置した最後に刈残されていた田の脇の罠に近づくとパチパチと音がする。 何か掛かっている! 良く見透かすとかなり大きな猪が掛かっているではないか。既に田圃は刈られているが、稲のあるのはここだけなのできっと来るだろうと掛けた罠にドンピシャで掛かった訳だ。 集落に近いので、先日「解体を教えてくれ」と頼まれていた一つ年上の先輩の家に行き、現場へと案内し、一段高...

収穫2つ

 先輩猟師より「ブルーベリーをいらんか?」と電話をいただき、行って見ることにした。 自宅から2キロ程離れた能褒野の一角で、150坪の畑に100本程が植えてあり、秋晴れの空の下でいずれの木にも赤や濃紺の粒がたわわに実っています。 「インターにも近いし、観光農園にしたらええやんかな」と言うと、「大学生になる孫がネットで宣伝してやると言うてくれるけれど、手が回らんわ」との事である。それでも何本かの木に名...

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