野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

Archive [2012年09月 ] 記事一覧

野分悲しき九月尽

 台風なう今年は台風の当たり年ですね僅かに咲残った百日花を、風雨が強くせめています庭のミニ・ビニールハウスのビニールが飛ばされている他に被害も出ている事でしょう 今日の百姓一句名月を 隠して野分 花までも...

エキナセア

 秋は人を詩人にすると言うが、実は季節型の欝病と言うのがあって、特に秋や冬の季節になると多いらしい。恋人と別れたり、病気になったり、失業したりなどと、はっきりとした憂いの原因が無く、秋になると訳も無くやる気を失う一方で、食欲は増して体重が増へ、気分はメランコリーと言う人は注意をすると良いようだ。緯度が高い北の地方に多いので、どうやら日照時間に関係すると考えらている。  予防は朝と夕方に1、2時間程...

可愛い花

 「Petite Fleur 可愛い花 その花のように いつも愛らしい・・」それをジャズとも知らずに、少し大人びた気分で口ずさんだのは、遠い昔の『可愛い花』そんな、懐かしくて愛おしい、小さな花が畑の隅で咲きだした。薄紫の可愛い枸杞の花だ。 このクコは何度かブームになっては消えている。平安時代や江戸時代にも流行ったと言うから、そんじょそこらの一発屋と一緒にしたら枸杞が怒るだろう。どうしてか? 答えは簡単だ、効果...

椿の実

小説『暗い絵』を読んだのは40年以上も前なので、物語の時代をちょいと調べていたら、興味を引くものを見つけた 8月から文末に俳句を付け足しているものの、俳句の知識は全く無いのだが、『暗い絵』の時代の京大では「京大俳句会」の活動が盛んで、季語に拘らず作風の自由と批判の自由を唱えて新興俳句の中心的存在となったと言う。 日中戦争が激しくなると、俳句に詠む人も多くなり、軍部はこれを厭戦を助長するとみなしたの...

薩摩芋

 今年始めて薩摩芋を掘ってみたが、思っていたよりずっと大きい芋がゴロゴロと出てきた。今まで荒らしてあった畑で、肥料らしき物は苦土石灰を少しと、地主さんが捨てていった篠竹を畑で燃やして灰を撒いたぐらいである。 我々素人が薩摩芋作りで失敗するのは、肥料を遣り過ぎて蔓ばかり育って芋が大きくならない場合と連作障害なので、周りからも今年は良い芋が出来るだろうと言われていた。作付けをしたのは写真で赤いベニアズ...

彼岸花

畑へ行くのにいつもと違う道を行くと、道脇で彼岸花が咲いていました。彼岸過でもまだそれ程には花を見る事が無く、今年は少し遅いような気がします。 子供の頃はよくチャンバラをして遊んだものですが、この花を見ると持っていた刀に擬した木や竹の棒で、映画の主人公が次から次へと悪人を切り捨てたように、花を切り落としていったものでした。墓によく咲いているのでサンマイ花と呼んで遠ざけられており、子供心にも毒々しい程...

秋風秋雨

今日は朝からシトシトと雨の天気畑に出る事もできず、インスタントコーヒーを啜りながら文庫本を捲る  読み疲れて外に出るも雨は止まず、僅かに吹く風も侘しさを増すばかりだ。傘をさして小雨に佇んでいると「秋風秋雨人を愁殺す」の言葉を思い出した。 清末の女性革命家秋瑾(しゅうきん)が武装蜂起を試むが捕まり、取調べの際に最後に言い残す事はいかと問われ、この言葉を書いて露と消えたとか。詳しくは武田泰淳の同名小説...

フジバカマ

 今日もウダウダと昼までパソコンに向かってキーボードを叩いていた。どう活性が落ちている。そういえば近頃はアシュワガンダを飲んでないワイと、先日収穫して乾燥したままのアシュワガンダとステビアを製粉機で粉にした。 さっそく、既に粉にしてあるドクダミを加えて、適当にブレンドした物に熱湯を注ぎ、少し冷まして飲んでみる。ステビアの甘みが勝って、アシュワガンダとドクダミの苦さを感じない。これに香りのするハーブ...

バンラコン

 大雨のあと、後回しにしていた川畑2号へ行くと惨たる有様だ芽生えていた秋冬野菜が長雨のせいで根腐を起している物が目に付き、補植したステビアの多くもダメになっている。一番痛いのは、雨避けのビニールトンネルが風に飛ばされ、発芽に喜んでいたでバンラコン(板藍根)のポットが雨で叩かれてほぼ壊滅状態だ。  バンラコンとはタイセイやホソバタイセイとも呼ばれるアブラナ科の植物で、この根を乾燥させたものの生薬名を...

定年帰農ノススメ

 自宅から5キロ程離れた、実家から借りている山の畑に行った。既に両親や兄も亡くなっており、後を継いだ甥は私が住んでいる隣の団地に家を建て、週末に通いながら6反の田圃を耕している。集落に田圃は残っているが、どこの家も子供達はみんな生家を離れて団地に居を構へ、残るはお年寄り、ばかりとなっている。親の世代が亡くなれば、水の管理が出来なくなり、一挙に耕地は放棄される事だろう。既に田の半分は荒れ、畑は殆ど山...

赤まんま

東支那海浪高しですね「煙も見えず雲も無く 風も起こらず波立たず・・」日清戦争の黄海海戦を歌った『勇敢なる水兵』は我が家から5km程離れた、東海道は石薬師宿で産れた佐々木 信綱の作詞です。「旅順開城約成りて 敵の将軍 ステッセル・・」日露戦争で旅順の降伏調印を歌った『水師営の会見』も同じですね。 この旅順港の入り口に船を沈めてロシア艦隊を閉じ込める作戦で戦死した、『広瀬中佐』を歌う「轟く砲音 飛び来る...

わさびの木

 この数日、やたらとネットでモリンガ由来のサプリや化粧品の宣伝を目にするが、さぞかし広告費を使っている事だろう それに合わせた訳ではないが、うちでもモリンガが育っている。8月の終わり頃に、一晩水に漬けて市販の種まき培養土に蒔いたが、今のところ発芽率が80%とかなり高い高さも既に30センチほどになっているのもあり、とても成長が早くて、和名を西洋わさびの木と呼ぶように、臭いを嗅ぐとほんのり山葵の香りが...

甘草

 尖閣諸島を巡って、日中間が騒がしいが、前回の漁船衝突の際は、中国がレアアースを禁輸して、産業界が苦労した事を思い起こす。 実は、日中間にはレアアースだけでなく、レア プラント、いわゆる希少植物、特に漢方薬原料の生産や出荷を規制する動きが徐々に出てきている。取分け危惧されているのは、前に紹介した麻黄や、今回書かせてもらう甘草。 甘草はマメ科の多年草で根や走根(ストロン)に利用主成分のグリチルリチン...

咳止鬼灯

 今日はアシュワガンダの芽刈りをしたアシュワガンダは一般的に根を利用するが、葉にも同じような成分があるので、写真の様な茶刈鋏で芽を刈ってお茶にするのだ蒸して揉んで乾燥させると下の写真にあるようなお茶になり、このままお茶として飲んだり、粉末にする。 根も乾燥させて短く切って煎じたり、粉末にして飲むが、葉も根も苦いので牛乳や蜂蜜で好みの味に調整すると良い。効能は植物バイアグラと密かに呼ばれるように、男...

 昨日刈り取ってきたステビアの茎を水洗いして葉を摘み取り、それを更に水洗いして天日干しにした。写真は乾す前と、乾した後。あまり太陽に晒すと色が黒くなるので、明日は電気乾燥機で仕上げ乾燥をして粉にする予定。残った茎の方は下の木質化した部分を赤玉土に挿し芽をする。ステビアは発芽率が悪い上に、甘くないのも出てくるので、うちでは挿し芽で増やしている。 ステビアはノンカロリーながら砂糖の300倍も甘いそうだ...

秋芽だし

 関東地方では日照りで水不足だそうだが、当地では8月半ば過ぎから雨がよく降っている。おかげで、蒔くのが遅れ気味だった白菜や大根等の秋冬野菜の芽だしも良好だ。  庭のミニビニールハウスではダメモトで蒔いた、薬草や薬木もチラホラと芽を出し始めてきた。写真は芽が出ているのがモリンガで、右の芽が見えないのはアムラだが、アムラも小さく芽を出しているのもいくつかある。 これら南方系植物の若苗が無事に冬を越せる...

マオウ

ダメモトの秋挿し木第2段だ今日は春挿しで失敗したマオウである。何本かあったのだが、販売しても補充ができずに最後の1鉢となってしまった。これでダメなら組織培養で挑戦する計画。 マオウは生薬で麻黄と呼ばれ、発汗・鎮咳・利尿に効はあるとされ風邪薬に使われてきたし、今も各種の薬品原料として多用されている。しかしこれを有名にしたのは明治18年、ドイツ留学から戻った長井長義博士が、マオウからエフェドリンを分離し...

オミナエシ

昨日今日と雨模様の天気なので、終日小説を読み耽る誰に咎められるわけではないが、天気の良い日に部屋に篭って本を読むのはどこか憚られるが、雨の日はその遠慮が不要だ。 本は少し時間が掛かっていた中尾實信の『小堀遠州』茶人としてしか理解していなかったが、まるっきりスーパーゼネコンの工事事務所長から、関西支店長になったような人との読後感を受けた。 今は否定されている桂離宮や、定説が定まらない竜安寺の石庭も遠...

蔓紫

 昨日、既に畝を作り終えた所の種まきは終えたので、今日は手付かずだった部分を新に耕して畝立までするが、やはり前回とは違って土が乾いているから作業はそれなりに捗る。しかし、相変わらず管理機の力不足で、畝が低いままだ。   明日できる事は明日にしようと、鍬での土上げ仕事は持ち越しとして帰りかけると、夕陽に照らされたツルムラサキが艶かしくパイプに巻きついている。 紫の蔓に僅かに緑の葉を付け、桃色のつぼみ...

弟切草

今日は午後より、喫茶店で時間を潰し、少し涼しくなるのを待って、昨日の続きをすべく川畑2号へ 昨日使った管理機に培土器を取り付けて畝立をするが、最高出力2.2馬力と力が弱いのと、粘土質が相まって、低い畝しか出来無い(>_...

秋耕

 近頃は夜毎に雨が降っている計画通りに夏野菜を収穫した後ですぐに畑を起して種を蒔いて置けば、この雨で芽も出たろうにと悔やむばかりだが、今更何ともならない 遅ればせながらと、苦土石灰と油カス、高度化成肥料を撒き、古い管理機を引き出して畑を耕すが、ぬかるんで畑土をこねるばかりだ 何とか予定の面積は耕したが、畝立までは行かなかった。ポツリポツリと畝の間に捨てられた、屑の夏野菜が季節の交代を物語る 今日の...

ハトムギ

 今年初めて作付けしたハトムギが実ってきた。12m程の畝に種を撒いたが、何とか育ってくれたようだ。白く見えるのは受精しなかった実で、中身の無い不稔だが、何故か可哀想。  子供の頃にジュズダマで遊んだ思い出のある人は多いと思うが、ハトムギはジュズダマより皮が柔らかい。 また、ハトムギは「モチ性」であるのに対し、ジュズダマは「ウルチ性」である。種皮を取り除いたものを生薬で薏苡仁(ヨクイニン)と呼び、ジュ...

夷草

 やはり9月だ、どことなく昨日よりは涼しげに感じる。日中は残暑もきついので、夏の盛りと同じように夕暮れを待って畑に出るが、時刻を早めなければいけないようだ。 畑に出るとエビスグサが風に揺らめいていた。傾きかけた秋の日を受け、黄色に赤みが差して美しい  今日の百姓一句秋の日を 黄金で返す 夷草  今時の若い人は漢方に縁は無いが、ケツメイシだけは知っているようだ(^_^)、この実を乾燥した物を生薬で決明子...

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