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野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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3度目のツボクサ刈り

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冷たい鈴鹿颪に震えていた昨日とは打って変わり、今日は風もなく温かな小春日和の陽を受けて、ツボクサの三度目の刈取です。
 さすがに3度目となると、葉が小さく丈も低くて疎らになり収穫量も少ないのですが、3度の収穫を出来ただけで良しとしたいと思います。

 この畝の苗を植えたのが4月13日で、最初の収穫が8月20日、2度目が10月14日で3度目が今日の11月19日
 1度目が10日程遅れて、2度目も間が開き過ぎましたから、これを詰めれば3度目も、もう少し収穫量が増えていたと思います。

 この畝も少し残りましたが、あと4畝有り、他の作業もしなければなりませんから刈取終了は12月1週位を予定しています。
 昨年は12月19日に寒波が来て刈残していた所が全滅していますから、来月10日迄には終へなければなりません。

 センシンレンもホーリーバジルも未だ大分刈り残しているけれど・・全く不足して無いのがちょいと悲しい。
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アダプトゲン

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 先日、久しぶりに名古屋からAさんが畑にやってきました。
育てているアマドコロとシャタバリを収穫する為です。

 アマドコロは根茎を乾燥した物を生薬名で萎蕤(いずい)と呼び、これとよく似たナルコユリを黄精(おうせい)と呼んで、共に精力剤として利用されます。

 小林一茶が黄精の焼酎漬けを良く飲んでは、52歳から65歳までの間に3人の妻をめとり、5人の子をなしたと伝えられており、精力剤として有名です。それだけでなく強心作用・降血圧作用・降血糖作用もあるそうですから、高齢者にはもってこいですね。
 鈴鹿山麓では露地栽培だとアマドコロは育ちますがナルコユリはいつの間にか消えて行きます。半日陰地を好むのでソフト寒冷紗白を掛けていましたが、アマドコロは掛けなくても育ちます。
 岐阜県下呂市では10年以上前から県の林業研究所の指導の下に地域の特産品化に通り組んでおり、今では良品選抜をして固定化し栽培品種も出来たらしい?

 シャタバリはインドやアフリカが原産で、女性用の精力剤として有名です。女性用ホルモンの働きを良くするのですが、男性ホルモンの働きを良くする精力剤を服用する人は一緒に飲むとより効果があるとかで? 男性も利用するのだそうです。
 最初はネット友達にタイで苦労して購入して頂いたにも関わらず、越冬に失敗しました。Aさんが沖縄から入手したと持ってみえた苗を何とか育てていますが、ある程度大きく育てば大丈夫なものの、幼苗の露地越冬率はあまり良くありません。

 何か良いアダプトゲンはないかなあと言うと、Aさんが「前に日進市で黒生姜(黒ウコン)の量産に成功して特産品になっているロ-カルニュースがあったなあ」と答えた。
 5、6年程前になるだろうか? シャタバリと同じ友達にタイで購入して頂き、1年目は失敗したので2年目には数を増やし、結局は上手く行かずに諦めたが、一部をAさんが自宅へ持ち帰り、冬には室内に持ち込んで僅かながら生き残っている物だ。
本州では栽培出来ないとされていたが、何度も失敗して判った事は、栽培は出来るのだが、子芋の発育が悪く、経済栽培が出来ないと言う事であった。

 当地では6月末から7月初めに発芽し、11月には枯れて行くのだが、観察していると、先ず親株が大きく成長し、次いで子芋が出来るのだが、十分に大きくならないまま、寒くなって葉が枯れてしまう。
 種芋を加温してもう少し発芽を早め、加温設備の有るハウス栽培をすれば何とかそれなりの大きさの子芋を収穫出来るとは思うのだが、うちにはその施設が無いし、例へ施設栽培をしたとしても、恐らく沖縄での栽培品やタイからの輸入品に対して価格競争力が無いだろうから諦めた。

 栽培に成功されたのは、私より数歳若い、元名大病院の検査技師の方で10数年がかりだそうだ?
黒生姜の国産化は岐阜大学農学部が取り組み、京都亀岡の業者がその指導を受けて沖縄で事業化したと聞いている。東海地方では産学協同の成功例として、薬草栽培に関わる者には知られていたと思う。

 こう言った事を知ると、こちらも頑張らなくてはとやる気が湧いてくる。
Aさんが「幾つかあるから又持って来る」と言ってくれたので、再度挑戦してみるかな? 農文協の「新特産シリーズ ウコン」に青森だったかの栽培例が載っていたはずだ、青森で春ウコンや秋ウコンが栽培出来るのなら、鈴鹿山麓で黒ウコンも育つはずだろう?
 
 写真は数年前の11月に撮影した黒生姜
子芋が出来てないのや、出来ていても未だ小さいです。
子芋が出来るスイッチは何だろう? 気温? 日長? 日数? 何とかして早めたい物だ
*CommentList

若い人が・・

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またもや私より21歳も下で X JAPANのHEATHさんが55歳の若さで亡くなられていた様ですね。
 
 ネット上ではコロナワクチンによる癌進行、ターボ癌だとの噂が飛び交っているそうですが、イヤイヤ、私の周りでも50代半ばから60代後半で癌により亡くなられる人は多かった事を考えてみても、この年頃は癌適齢期であって特別ではありませんし、若い人は癌の進行が早いのも残念ながらまた例が多い様です。
 ご冥福をお祈りいたします。

 予防としては、毎年きちんと健康診断を受けて、早期発見に努めるしか無いのではないでしょうか?
 中年以降だと毎日数百から数千の癌細胞が体内で発生しているのだそうですが、人の体には外から侵入してくる病原菌やウイルスなどの異物を、攻撃や排除をし、あるいは無害なものに変える仕組みが備わっているのだそうで、これを一般的に免疫力とか免疫機能と言われていますが、この免疫力が中年以降は弱くなってしまい、偶々撃ち漏らして出来た癌細胞が、体の免疫監視をかいくぐり、免疫系の攻撃を受けずに増殖してしまう事があるとの事です。

 そこで、自然に任せて免疫力を減退させるのではなく、何らかの方法で免疫力を強くする事が考えられます。
 ご当地、三重大学医学部は癌の免疫療法の研究で知られています。詳しい事は判りませんが、2つの治療法があり、一つは体外から癌抗原蛋白(またはペプチド)を注射して、癌細胞を直接攻撃する体内のキラーTリンパ球を活性化する「がんワクチン」法で、もう一つは癌抗原にだけ反応するリンパ球などを一旦体の外で増殖活性化させ、再び体内へ戻す「細胞治療」法なのだそうです。

 三重大のがん免疫療法についての子細は https://www.shikuken.jp/clinicaltrial/general01/ をお読み下さい。
 では、幸いにも未だ癌に罹っていない私達はどうするか? やはり、免疫力を高める食物を食べたり飲んだりするのが一番良い様に思います。

 そこでで、私は薬草栽培に取り掛かって一番初めに力を入れたのがアシュワガンダでした。これは頭の働きを良くして免疫力を強くして精力が増すと言う、インド原産の薬草です。
 種の入手が難しく、某大学医学部で免疫の研究に取り組んで見えた学生さんより種を分けて頂き、何とか量産化に漕ぎつけて商品化も終えた頃に、残念ながら厚労省より薬指定を受けて、一般販売は出来なくなりました。

 次に免疫力強化にと取り組んだのがホーリーバジルですね。これはトルーシーとも呼ばれ、脳を刺激し、免疫機能を高める作用や、消化を促進する作用があるので、やはりお年寄りにはとても良いハーブです。

 そして6年程前にAさんが苗を畑に持って来てくれた事で、栽培を始めたのがセンシンレンです。
 アシュワガンダも苦いのですが、その比ではないですね、苦さからしてセンシンレンが一番効く感じがします(笑)
 アシュワガンダは精力剤として有名ですが、センシンレンも精力剤として利用されている所も有るのだそうです。
 苦さと精力増進は関係あるのでしょうかねえ、苦味健胃薬効果からのものだろうか?

 正直、何れも効くかどうかは判りませんが、中国だって薬の多くは仏教と一緒にインドから来ているのですから、そのインドで大昔から使われ続けていると言う事は、それなりの効果は期待しても良い様に思います。

 息子が東京で医者をやっており、アシュワガンダが良いと言われてお宅を教えられたので種が欲しいと、桑名からご夫婦でお見えになった方もいらっしゃいます。
 効果は目に見えないと思いますが、癌やウイルスが気になる方は、免疫力の強化に取り組まれては如何でしょうか?

センシンレンの刈取

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 センシンレンの花が咲き始めました。
本場ではいつ頃収穫するのか知りませんが、一般的に全草を利用する薬草は花が咲く頃に収穫するのが良いと言われているので、今日から刈り取りを始めました。
 
 1~2センチに切って水洗いをした後に乾燥して保存し、適時粉末にして使用します。

 インドから東南アジアにかけての伝統的な民間薬として古くから使われてきており、近年では中国南部でも栽培されるようになっているとか。
 効能は幾つもありますが、西洋医学では欧州薬局方で風邪薬として採用されているようです。
 
 特に近年はCOVID-19に効くとの噂が広がり、ワクチンの供給が行き届かない南アジアの諸国では政府の指導で増産に勤め、頒布をしています。
 但し、何れの国も機序の解明に取り掛かった物の、科学的根拠は見出されないまま、今日へと至っているのが現実です。
 経験的に、予防と初期症状には効果があるのではないかと言われる物の、科学的根拠はありません。

 何千年にも渡って薬として利用されてきており、副作用は無いとされているので、センシンレンには妊娠を妨げる効能があるとされるので、妊婦や妊娠を望む女性以外なら、例へコロナに効果は無くとも、伝統的に利用されてきた風邪=ウイルス感染などには効果がある事を期待しています。

 アメリカでコロナが発生する前はインフルエンザが流行っており、日本でコロナが流行すると、ピタリとインフルエンザが減ったそうで、どうやらコロナとインフルエンザはトレードオフの関係にありそうな様です? 
 
 ネット情報では、コロナワクチンは重症化を招く免疫反応の暴走「サイトカインストーム」を防ぐ為に、免疫力を弱める作用があるとの噂が流れています? 間違っていれば是非とも公式に否定して貰いたい物ですね。
 
 私達年寄りが癌に掛かり易くなるのも、風邪と油断していたら重症化しやすいのも、人間は40を過ぎると免疫力が低下するのが原因ですから、よそ事ではありません。

 手前味噌ですが、センシンレンにはガンやウイルスへの免疫力の向上作用があるとの研究成果を得られている事から、個人的にも毎日利用しております。
 但し、服用した80%は8時間で体外に排泄されます。逆にこの事により、成分の蓄積が無い事から副作用が無いと言う事に繋がります。
 一番の問題はとても苦い事です。タイ政府は飲み易くする方法を募集していた様ですが、今の所有効な方法は聞いておりません。

 病院では風邪薬が不足しているとの事ですが、もし、風邪が大流行して風邪薬が足らなくなったら、御覧の様に大した量ではありませんが、自分で使うには多すぎますから、少しはお役に立てそうです?
 
 ともかく、種をきちんと採種して、必要ならすぐに量産できる様にしたいと考えています。
 栽培は簡単であり、南国原産ながら東海地方でも室内で電熱マットを敷いて種を蒔けば何時でも発芽するし、加温施設なら越冬出来る事も試験済みです。

 タイではコロナが流行るや政府の命令により、工場の空き地で栽培し、それを従業員に摂取させたそうですが、特別な製造設備が無くても抗ウイルス成分が入手出来るのなら、次なるパンデミックスへの対応として、日本でも研究して欲しい物です。
 風邪薬は民間薬向け製薬会社にとっては重要な分野なので、畑で簡単に薬が出来ては困るから、研究費が付かないのかなあ(笑) 

剪定

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金曜日に、市で我が家の横の道路反対側の立木一部を伐採して頂き、これで朝日や、月の出も見られる様になりました。

 伐採しているのはムクロジ(延命皮)で、一番左の一段低いのはキササゲ(梓実)で次はヤマモモ(楊梅皮)と生薬が揃っています。
 山にはあまり無い木が植わっているのは、もう30年以上前に亡くなられましたが、団地の下にお住まいだった三重大農学部を退任された方が住んでおられ、市有の道路法面に自宅辺りに植えておられた木を下の池の水源涵養林にすると、勝手に植えられた物で、高木性の木を沢山植えられた物だから、大きく育ってしまい困っているのが現状です。

 埋立法面に高木を植えて、それが枯れたり伐採すると根が腐つた後に空間が出来て水道になり、せっかく転圧して作った埋め土が緩んで沈下や崩壊の原因になるので、あまり好ましく有ませんし、第一に団地住民の眺望を妨げて道が暗くなるので困ります。
 全部伐採してくれると嬉しいのですが、今回は金曜日の午後だけで、道路際の最前列を一部を切っておしまいでした。
 
 それでもサッパリしたから、今度は我が家の番と言う訳で、昨日は植木の剪定をしました。
 やはり植木が高く伸びていますから、終活として庭木を徐々に伐採して行こうと考えており、今日はまず第一弾と言う所で、高木の枝を減らし、背の低い木は切り捨てました。

 写真には写っていませんけれど、右前の家もシルバー人材センターの植木班が2人来て剪定をされて見えます。
 生垣の上端が綺麗に揃っているので、バリカン作業は先に終えて、仕立物のハサミ仕事をしてみえるのでしよう。
 
 裏のお宅は、鈴鹿市の植木業者さんが毎年、正月前には来て見えますが、私の死後は余計な費用はなるべく減らそうと、目隠しの生垣と数本を残して庭木を伐採しようと考えています。

 今日の一句
 切られるを 知って涙か 檀の実

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