野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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ハンシレン刈り取り

 昨日は頑張り過ぎたのか、それとも単なる寝不足なのか、今日はやたら眠くて体の調子がイマイチなので自宅でブラブラして過ごす。しかし、ミネルヴァの梟と私は迫り来る黄昏に飛び立つ(^_^; とは言うものの山へ行くには遅すぎるし、関の畑も遠いので、自宅近くで借りている畑でハンシレンの刈り取りをする事にした。
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 ジャーン、今日も昨日に続いて秘密兵器の登場だ。この冬にヤフオクで落札した一人用背負式茶刈機である。ご覧の様に殆ど使われてない新しい機械だが、ジャンクと言う事で一か八かの勝負で競り落とした物。
 今回初めて使用するのだが、エンジンは直ぐに掛かり、説明書通りに組み立てたら無事に作動した。
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 2枚目の写真が刈ったあとの様子だが、まあまあ使える。しかしやはり昨日と同じで、もう体力が無い為に完全には機械を生かしきれない。腰を屈めて、刈った葉が入った袋を引っ張っての刈り取りはシンドイのだ(^_^)
 
 ハンシレンは結局ゴミ袋4つ分を刈り取って今日の作業は終了。このハンシレンは何度も書いている様に癌に良いと言われている。
 
 昨日の朝の事だが、昔の山仲間から電話があり、同じ山仲間だった男が肺がんで2年前に死んでいたと知らされた。私よりずっと大柄で頑丈な奴だったが癌には勝てなかった様で、病名までは知らないが父親も早く亡くしていたので癌の系統だったのだろう?
 
 我らが世代は癌適齢期でもある。癌に良いとされる薬草を何種類も作っているので、少しでもがん予防になる「美味しい飲み物」を作りたいと考えているいのだが、思うばかりで全く進まない。
 材料は溜まるばかりで沢山あるから今年こそ何とかしなくてはいけないな。
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早すぎる夏

 一挙に真夏の日々がやってきましたね。狩猟にかまけて我が農業は遅れに遅れておりまして、未だ多くの苗の植え付けが終わっておりません。こんなに陽が照り付けては上手く移植が出来るかどうか心配です。
 金曜日が雨の予報なので、水木の2日で一挙に植え付けて雨を待とうと考えています。
 
 そんな訳で、昨日は畑の準備です。
有機農法や無農薬に拘ってはおりませんが、じねんファームと名付けておりますので、出来るだけ自然に栽培し、必要に応じて慣行農業を活用していきたいと考えています。
 
 何年も使われていなかった農地ですが、1月ほど前に天地返しをしており、耕運機で土を砕いて凸凹の地形を均します。排土板のある機械が無いので鍬やスコップとレーキに一輪車を使った力仕事。
 
 そこに昨年から牛糞と米糠を混ぜて放置してあったモミガラをタップリと、石灰窒素を少し撒いて鋤き込みます。モミガラを鋤き込むと窒素飢餓になると言われていましたが、近頃は「構わない」との説も出てきたりしておりますので、フカフカの土を目指す事にしました。
  
 フカフカの土は微生物が作るのであり、何でも土中の生物を殺してしまう石灰窒素を入れるのは矛盾しているようですが、放置してあった土地なので、石灰や窒素過多と言う事はあり得ないので、ヤブガラシなどの雑草を退治したいので敢えて撒きました。土壌菌も殺す事になりますが、後で散布する赤菌が繁殖しやすいのではないかと考えています。
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 最初の写真が整地してモミガラを撒いた所を耕す所です。YKA君はスターターの修理も終えて元気に働いてくれます。未だバッテリーを交換していませんが、気温が高いのでセルを使わなくても簡単にエンジンが掛かります。畑でも少しは収益を上げて寒なる前にバッテリーを買いたい(^_^)
  
 後ろではニッコウキスゲが咲き始めていますが、蕾も沢山ありこれからは次から次と咲いてくれるでしょう。何度も書いていますが、この蕾が薬膳料理で良く使われる金針菜で滋養強壮や痛み止め、毒消し作用があり、痴呆にも効果があるそうですから食べなくてはいけません。でも栽培するだけで利用しないからボケが進行中。
 
 モミガラを鋤き込んだ後は、高畝にして苗を植え、またモミガラを撒いて有機物を載せて草マルチをしていく訳ですが、高畝が簡単に出来るか不安でした。この日も名古屋から来ていたAさんはスコップで土を跳上げて大きな畝を作っていますが、かなり時間を掛けています。
 
 今回はヤフオクで購入した中古のスクリュー爪の跳上げロータリーを始めて使ったのですが、思ったより簡単に大きな畝が出来ますね。ハンドルを維持する腕の力が無いので左右に傾いたり、変な方向に行ったりしますが、石灰で線を引いてそれを辿って走らせたら何とか様になりました。
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 かなりエエカゲンな農法ですが、果たして上手く栽培出来るのか? 結果は秋を待て(^_^)

芍薬開花

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 愛鳥週間に入って猟はお休みとなり、連日農に励んでおります?
薬園の芍薬もチラホラと咲き始め、写真は昨日の「芍薬の小径」ですが、左側が薬種問屋さんから「洋芍」だと言われ、右側が「和芍=梵天」と説明されて買い求めた物です。
 
洋芍と言われた物にも和芍が結構混じっていましたが、御覧の様に右側には白い花がポツリポツリと咲いているものの、左側には赤やピンクの花は見受けられません。芽吹きや春の成長も和芍の方が早いので、開花も早いのですね。

 これは和芍が寒冷地に適応しており、低い温度で栄養成長や生殖成長を始めるのでしょう。逆に暑さに弱いのが難点でして、前にも書きましたが、地球温暖化で奈良県での栽培が難しくなり、問屋さんや製薬会社は困ったところ、丁度「富山の薬売り」で有名な富山県が薬の原料である薬草栽培に取り組もうとしたとの事で、トントン拍子に話が進み、芍薬の産地になったそうです。
 
しかし、温暖化の動きは止まずに、富山ですら暑すぎるとなって、今や栽培の中心は北海道へと移っており、薬用植物資源研究センター北海道研究部がこの「梵天」を多収性に改良して、「北宰相」を作りだしていますね。

 個人的には薬用として栽培されてきたとして奈良で購入をした幾種類かの洋芍薬の品種を同定したいですね。各地で観光用の芍薬栽培が盛んになり、色とりどりの芍薬を栽培しながら、薬用としても使えないかとの要望が起こっています。そんな需要に答えるべく、薬用洋芍の整理と言うのが結構重要だと思われます。
 
 前回、武田薬品の薬草園へお邪魔した際に同行された花木センターのオネーサン研究員も薬用芍薬の切花として活用について研究をされてみえます。http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000715746.pdf
 
 それを主導していただいた伊藤グリーンさんの話では同社が栽培している洋芍(名前忘れた)を鈴鹿医療科学大の岩島教授が分析したところ「梵天」より薬用成分であるpeoniflorinの含有率が高かったそうですから、既存の洋芍薬もバカにできません。
 
しかし、私のような素人には無理ですね、2番目の写真が梵天ですがその中に混じっていた3枚目の一重の花ですらネットで名前を見つけられない(^_^)

私バカよね

 日頃、犬の餌用に鹿肉を購入していただいている業者さんより出荷の依頼がありました。
 しかし、前回出荷してから2頭も埋葬しているので在庫がありません。そこで「鈴鹿の山に雨が降る日は鹿が死ぬ」の新しき伝説(^_^)を頼りに、雨の上がった午後から山へと向かいます。
 
 農機具屋さんからスターターの修理が終わったとの電話を貰ったのが山へ向かわせるきっかけになったので、途中で農機具屋さんによりスターターを受け取る。
 そして前回に持ち込んだ時に、携帯集材機の「ひっぱりだこ」を修理してみえたので、古すぎて修理部品が無いと言われて放置したままにしてある我が家の「ひっぱりだこ」の話をすると「持ってこい」と言われたのでそれの修理依頼。

 これは40mのワイヤーを持つ伐採用小型集材エンジンウインチですがが、当然に鹿や猪だって引っ張り上げる事が出来るので、一人で猟をする罠猟師にとって、道路から下の離れた場所から獲物を回収するためには強力な武器になります。
 
 しかし、残念ながら我が家の「ひっぱりだこ」はクラッチが滑って重い物は引っ張れません。実はもっと新しいのを持っていたのですが、狩猟を始める前の事ながら生産中止になって中古の値段が上がったのでヤフオクで売り払ったのです(^_^)
 
 関係者しか分からない事ですが、この「ひっぱりだこ」の生産中止により、日本では個人が持ち運べる手頃なエンジンウインチが無く困っています。北米製の山岳救助用に開発されたポータブルロープウインチがあるにはあるのですが30万円以上もして猟師や木こりにはちょいと手が出ません。「ひっぱりだこ」が安く修理できる事を祈って店を後にしました。

 山に入るとシトシトと雨が降っており、川沿いの細い道を注意しながら走っていると、突然にユンボが道を塞いでいた! 「工事中」とか「通行止め」の警告看板は1枚もなく、有無を言わせぬ実力行使だ(^_^)

 車を止めて徒歩で戻って回転する場所を探すが、川沿いの細い道を何百メートルもバックして戻らないと切り返しのできる所が無い。ユンボの前には一応Uターンする所が作ってあるのだが、この天気では極めて心細い。

 4WDでもあるので、意を決して赤土の回転場所に車を乗り入れると、固いと見たが置土でたちまちスタックしてしまったではないか! もちろんそれも覚悟の上で、荷台には獲物回収用にロープや滑車、チェーンブロックを積んでいる(^_^)
 狩猟で活躍している揚程5mの特注品、エレファントのホイストマン380を立木にセットしてジャラジャラと引っ張ると、苦労しながらも脱出して何とか切り返しが出来た。
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 タイヤの滑り止めに刈り捨ててあった笹を撒いたのが功を奏したけれど、乗り入れる前に撒いておけば泥だらけになる事はなかった「私バカよね」
*CommentList

夏も近づき鹿は来ぬ

今日は昼から雨との天気予報だったので罠の見回りに行きました。
 今期は短い日にちで罠を移動する事で成果に結びついている為に、掛からなかった罠を雨の前に別の場所へ掛け替へたいからですね。次の場所に罠を掛けて雨が降ると、掛けた人の臭いや、土を掘り返す事で変わった獣道の臭いや様子の変化を水に流してくれるので(^_^)、雨上がりに動き出した獲物が掛かり易くなります。
 
 猟場への近道に茶畑を抜けると、新茶の芽が立っている! 八十八夜から丁度一週間だけれど、今年は茶摘みも遅れているのかな?  写真外にも広く茶畑が広がっているのですが、ここは元国有地を地元農家達が陳情して払い下げを受け、県の事業で開墾整備をした所でして、美しい茶畑には税金の塊で作られた影があるのです^_^;
tyabatake23 (1)

 その西側の畜産団地や茶業試験所も恐らく同じ様に国有地を払い下げられたのではないでしょうか? と言うのもその更に西が「みどろ国有林」なのです。住山の北側に国有林が広がっている事は、地元の年寄りでなければ猟師ぐらいしか知らないでしょう? 国有林は許可を受けないと狩猟が出来ないので、猟師は仲間から勝手に入っちゃいけないと教えられます。
 
 そんな間を流れる小川の脇に罠を一つ掛けてみたのですがカスリもしないので、ただちに山へ戻すことにしました。
 括り罠の場合、掛かる罠は1週間もあれば掛かるので、空ハジキも無ければ次から次と違う場所へ掛け替えるのが今期の作戦です。
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 山へ向かうと、谷の入り口に藤が一面に花を着けて奇麗! その右下の白い花はウツギだと思います? この木は「溲疏 そうじょ」なる生薬名を持ち、葉や実を乾燥して煎じて飲むと利尿作用やむくみを解消するそうです。むしろ「卯の花」の名で知られていますが、昔の人は薬にもなるから垣根として植えたのかも知れないですね?
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 そして猟場へ着くと、小ぶりなメス鹿が掛かっていました。木に絡んで身動き出来ない状態になっており、残念ながら既に事切れておりましたので写真撮影をしたあと丁寧に弔い、鹿の冥福と山の神へのお礼を祈りましたナムナム。
 山の神は仏教じゃないから南無阿弥陀仏はダメだろうって? 良いんです 神仏習合こそが日本の伝統的宗教感なのですね。
 
 自然の全てを神の所業とする日本人は自然のそれぞれに神を作り上げ、仏教もその一つとして同化し、今はキリストも仲間に入れて生誕日をお祝いします(^_^)

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