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野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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トロロアオイ

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充実した老後を過ごすには、目標を持つ事が如何に重要であるかを痛感しております。狩猟禁止になって、薬草作りに励もうと思ったものの、今の所は身が入らずに腑抜け状態(^_^)  
 
 やはり畑仕事は鹿やイノシシ達と文字通りの命を懸けた戦いに比べると刺激が希薄であり、これが日常であると自分に言い聞かせても気は晴れずに、今日も今日とて何をするでもなくパソコンの前に座って漫然とインターネットを見るだけ。気持ちを切り替えるのには少し時間が掛かりそうだ。
 
 写真は何かネタは無いかと庭を見回すと、プランターに種を播いたまま、畑に移植もされず密植状態だが乾燥には強く、肥料を与えられなかったので背は低いが、それでも花を付けていたトロロアオイ。
 
 和紙を漉くネリとして有名で、栃木県の5戸の農家が全国需要の9割を生産するが、後継者不足で途絶寸前だとニュースになっていた。しかし今は化学製品の合成ネリを使うそうで、値段が安いままだから作る人が減ったのだろうな?
  
 トロロアオイの根は生薬名を黄蜀葵根(おうしょっきこん)と呼び胃炎や胃潰瘍などに使うそうだ。
 現在では薬より食用花、エディブル・フラワーとして有名で、蕾をサラダや天ぷらにすると美味しいのだそうである。
 
 という訳で、蕾のガクを取って水洗いし、ドレッシングを掛けて食べてみた(^_^)  
 見た目は色が薄いので緑の葉物野菜と付け合せると映えると思う。食感はネバネバと言う程ではなくモッチリ感があり、サラダとしては「オヤッ?」と思わせるのではないだろうか? 味は・・ドレッシングの味で、それ程クセが無い。
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狩猟禁止を嘆く

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 NHKで三重県北部は今期の狩猟は禁止されると報道されていたとの話を聞き、鈴鹿・亀山以北の令和元年度狩猟について、三重県猟友会に問い合わせをしてみました。
 
 残念ながら当該地域については、県より11月1日から令和2年3月15日まで狩猟禁止命令が出ているとの事。県の猟友会会長は豚コレラと狩猟行動の関係が不明確なまま、狩猟禁止にするのは納得できないと抗議したが決定は覆らなかったそうです。
 
 これは猟友会にとって死活問題になりかねないと思います? 有害鳥獣駆除に参加していないハンターにとって今期は猟が出来ない訳だから、狩猟登録申請も狩猟税の納付も猟友会の会費も全て意味が無く、猟が出来ないのに無駄なお金は払わないと言う人が続出するのではないだろうか?
  
 また、狩猟禁止により、今猟期に1年振りに行われる予定だった県の鹿を対象にした三重県指定管理有害鳥獣捕獲等事業も禁止区域では行われないだろうとの話だが、事情通の話ではこれの報奨金はハンターと事業を請負った県猟とが折半をしているとの事なので、こちらの方も収入が減って県猟友会は大変な状況に追い込まれる事になり、会長が狩猟禁止に強く抗議したのもむべなるかな。
 
 ただ、現時点では有害鳥獣駆除活動は市や町が出しているので、認可期間は有効であり、9月の駆除活動は出来るだろうとの話でした? 他県で既に狩猟禁止になっている地域でも有害鳥獣駆除活動は行われているそうなので、駆除活動を行えるハンターは広く取り込んで、猟友会の会員減や収入減を防ぐ必要があるのではないだろうか?
 
 何度も書くけれど、豚コレラの発生地はポンポンと飛んでおり、生活圏が半径2,3キロ、広くても5キロと言われる猪による伝染とは言い難い。それなのに知事の「対策をやってるアピール」の為に?我々猟師やジビエ・ペットフード業者が苦しむのは納得できないものがある。
 山に猟師が入るから豚コレラが拡散すると言うなら、林業や送電線管理、シキミ採りなど、山へ入る職業は沢山あるのに、猟師だけが山へ入ってはいけないと言うのは理不尽だろう。
 
 員弁で陽性が出た以降は豚コレラに掛かったイノシシは見つかっていない。豚コレラ菌汚染が員弁地域で納まっているのなら、鈴鹿スカイラインを境にしてその南側はむしろ猪を獲って個体を減らす事が、県南部や伊賀地区への拡大を防ぐ事になるのでは無いだろうか?
 
 写真は1昨年に行われた三重県指定管理有害鳥獣捕獲等事業の捕獲状況写真。今年はあると聞いて期待していたのに中止になるとはガッカリである。狩猟禁止になって今年の猟期は何をして過ごせば良いのだろう? もはや既に欝気味である(^_^)

豚コレラ受難

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 畑の帰りにその後の豚コレラ情報は無い物かと某所へ寄る。
 やはり狙いは違わず、有害鳥獣駆除活動が禁止された8月9日から、終了の8月29日まで、県の駆除活動計画書があり、それを見せて貰う事が出来た。
 
 豚コレラ対策に対して県は様々な専門家の助言を得ており、前回書いた小寺祐二宇都宮大准教授の名もその中に名があった(^_^)
 対象地域の防疫活動として、ワクチン埋設ケ所調査ー埋設ケ所決定ーワクチン埋設ー摂食 の工程表があり、現在はワクチンを埋設中の様である?
 
 問題は8月30日以降だ。下手をするとそのまま駆除活動は中止になるかもしれない?
 ワクチンを埋設したからにはその効果を調べなければならないが、駆除活動を再開して猪が罠に掛かれば捕殺して家畜保健所へ持ち込んで検査をするのが筋だと思うけれど、どうもこの辺が曖昧なままらしい?
 
 この問題はワクチン埋設の先行地域である岐阜のFBF情報では血の飛び散らない電気銛で捕殺したものだけを家畜保健所に持っていくらしいが、その従事者や費用その他は不明だ。
 
 三重県では11月1日からの狩猟解禁も中止になったとNHKで放送されたと聞いたが本当だろうか? 豚コレラ菌を運んだのはイノシシではなくネズミだと発表した県があったと思うし?渡り鳥説もあるようだ? あいまいなまま猪に全責任を押し付けて?狩猟禁止にするのは酷いと思う。
  
 養豚業をされるが、狩猟を禁止された猟師や原料の入らないジビエ業者・ペットフード業者には何の補償も無い。
 
 猟師が山から豚コレラ菌を豚舎のある集落に持ち込むとの声もあるようだが、むしろ郵便や新聞配達、宅配業者の方が可能性は高い。
 猪が豚コレラの保菌動物ではあるのは確かだろうが、他の動物にだって保菌はあるだろう?
 猪にしては豚コレラの伝染経路が不可解なまま、猪だけに罪を負い被せて狩猟禁止にして欲しくない。
 
 写真は昨年の今頃捕まえた猪だが、田圃の獣害を受けるも今がピークなんだよね。

猟場を探して

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 台風は風がそれなりに強いものの雨はそれ程でもありません。しかし外に出る気は起こらないのでネットと読書で過ごしております。
 
そして先日購入してきた国土地理院の1/25000地図に3年間の有害鳥獣駆除の写真を頼りに猪はオレンジ、鹿はブルー捕獲場所の印をし、写真を撮ってなかった猟期は記憶を元に種類は曖昧なので赤の印をしました。
 これを見ると、印の多い所は等高線が狭い所からやや広くなった所に多くあり、鹿と猪は重なっていまっすが、やはり猪は低地の方に多く印されています。

 地図と一緒に写っている本は、7年前に狩猟免許を取って、直ぐに購入したものですが、今日はどこにも出かけられないのでこれを読み直しております。
 現宇都宮大学農学部准教授の小寺祐二氏が島根県中山間地域研究センター特別研究員をされてみえた経験を元に『現代農業』に連載され、それを加筆して農文協より単行本として発行された物です。

 何せタイトルが『イノシシを獲る―ワナのかけ方から肉の販売まで』ですから、罠猟師としては読まずにはいられない。少し情報が古いかもしれませんが、罠猟を目指す方は読んで損の無い本だと言えるでしょう。

 この本で猪の増えた原因として、ヌタバや隠れ家、餌場として耕作放棄田が増えたとか、炭焼きをしなくなったので広葉樹の薪炭林が繁茂して餌の木の実が増えた、主要餌である竹林の拡大を上げており、これらの重なる場所が罠を掛ける場所として良いとされていますが、白地図に記された印の多い、集落からやや奥に入った山沿いの地は将にそれですね。

 本によると、豊織末期から江戸初期にかけ、戦い負けた側が禄を失い、帰農して山に分け入り開墾する事で猪の生息領域を犯したが、下級兵士は鉄砲の操作に慣れていたので農具としての鉄砲で獣害を防いだそうです。綱吉の憐みの令で殺生禁止政策から鉄砲を取り上げられたりして、獣害対策はシシ垣が中心になったとか。

 当地は将にその通りですね。亀山では天正11年に秀吉対滝川一益、翌年の天正12年には秀吉対織田信雄の大きな戦いがあり、2度とも地元勢が負けています(^_^) 特に天正11年の秀吉の伊勢侵攻は関宗家と国人衆が対立していたのを、柴田勝家と呼応して秀吉を倒そうとした滝川一益が利用した形でした。

 秀吉本体が攻めた亀山城は落城しますが、峰城は頑強に抵抗します。書かれた歴史としては残っていませんが、柴田勝家の動向から伊勢の地に兵を留めておけない秀吉は峰城に籠る国人衆に滝川勢との分断工作を行い、滝川勢と一部の国人衆は桑名へ逃げて、城は開城しました。

 恐らく開城条件は、籠城者の地位や身分は奪うが、命は保証し、一族の田畑所有権は守るとの事ではなかったでしょうか? そして農地から離れていた者達は奥地で開墾をした事でしょう。例えば峯氏の重臣だった山尾氏は居館のあった長明寺には残っておらず、野登山の麓の坂本に点在するなどはそれを示すのでは? 同じ坂本の馬路氏も峰城を去って神戸氏と共に加賀野井城で滅んだ楠木氏の一族と言われています。
 
 私の実家がある小川町今里は関ケ原の落ち武者が開拓したと言われていますが、天正の信長後継を巡る戦いの敗者達ではなかったでしょうか?

 鉄砲が獣害対策として沢山あったのも事実で、綱吉の時代より少し前に亀山藩の大庄屋、打田権四郎が亀山領内の様々な事跡を期した『九九五集』の現代訳を読むと、どこの村にも少なくとも2、3丁の火縄銃があります。
 大量の鉄砲が作られ、百姓は足軽として徴収されてその操作に慣れた訳ですから、猟や獣害防ぎの便利な道具として持ち帰ったり、戦場跡で拾ったり、落ち武者狩で奪って全国の村々に鉄砲は溢れていた事でしょう?

 シシ垣は木や竹で作られたでしょうから残っていませんが、鳥羽市の河内川に沿って車を走らせていた折に、上流の方の道脇に高さ1m位の石垣が続いていました。あれは石を積んだシシ垣では無いかと思いますが、そうであれば貴重な農業遺産ですね。

 竜頭蛇尾で罠猟とは関係無い話になりましたが、私の文章は台風の進路より迷走するのが常(^_^)

今日から夏休み?

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 当、亀山地区では今日9日から29日まで野生いのししに対する経口ワクチン散布の実施など豚コレラ対策の為に有害鳥獣駆除は中止になりました。
 他の地区ではどうなんだろうと調べてみましたが、ネットでの情報は見つかりません。県のホームページでは7月中旬に桑名、員弁、菰野地区で経口ワクチン散布が行われたようなので、引き続き、四日市、鈴鹿、亀山地区で行われるのだろうか?
 
 豚コレラ情報は家畜関連が中心で、狩猟面からの情報は殆ど見られません。駆除活動の中止によって収入を断たれる猟師や、原料が途絶するジビエにペットフード関連業者は死活問題ですが、経済規模が小さいせいか、殆ど顧みられていないのが悲しい。
 
 一般的な猟師にとって最大の収入源は春から秋に行われる(一部地域では周年)有害鳥獣駆除の報奨金であり、このメンバー選定は多くが猟友会の支部が市町村に推薦する形を取られ、実は猟友会支部長の力の源泉はこの選定権にあるとも言われています?
 
 趣味でお金を貰えるとは良いとお思いの方もいらっしゃる事でしょうが、ヒルやダニとの戦いに雨や暑さの攻撃が加わり4・5・9月の3ヶ月限定駆除員も少なくありません。私の右足に3つ、左足に2つの真新しいヒルの噛み跡があり、液体ムヒを塗布しているが痒い(^_^)
 
そんな苦労を押して挙げた猟果が写真で7日に中型の猪、8日は有終の美とは言い難いけれど山の神のお情けでアライグマを捕獲しました。今月は中止になると聞いて、毎日山へ通い詰め、こまめに罠の場所を変へ普段は使わない米糠の寄せ餌を使ったりとの努力の結果、合わせてメス鹿2頭、猪2頭、アライグマ1匹の結果に結びつきました。
 
 これにより私は35100円のお小遣いを得られるのですが、罠損料に道具の償却費、税金や保険に会費、ガソリン代から車の保険料に償却費まで考えると厳しい物があります。
 ちなみに昨年の私の駆除成果は20頭で15万弱の報奨金を得たのですが、今年はその倍以上を狙っています(^_^)

 2枚目の写真はピンボケ気味ながら山影の湿地で見つけたダイコンソウ。春には山菜として若芽を天ぷらやあえものとして食べる事ができますが、生薬名を水楊梅(すいようばい)と呼ばれる薬草でもあり、花の咲く今頃に全草を掘り取って乾燥させたものは、強壮、発汗、利尿に作用があり、腎臓障害、糖尿病、夜尿症などに用いられるとか。
 利尿の民間薬として古くから利用されてきましたが、今は花を目当てに比較的簡単に見つけられるので掘り取って水洗いをし、刻んで日陰乾燥をし、朝夕の食事30分程前にお茶として飲むと良い様です。
 
 有害駆除活動の中止を奇貨として、この夏は薬草畑の整備に力を入れようと考えています。今年はミニ薬草園の再開園を計画していましたが、狩猟に感けて成りませんでした。来年の春こそやり遂げたいので、路傍の草にも目を光らして薬草を探しており、うちに無い薬草を売って頂ける方、交換して頂ける方を求めていますので宜しくお願いします。

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