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野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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 秋ぞ来たりて猪2頭

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今日は立秋だそうですが、暑いばかりで秋と言う感じは全くしません。

 しかし、着実に季節は移ろいでおり、当地では来週には稲刈りが始まるのではないかと思います。そのタワワに稔った稲穂を狙っているのが、我が敵ある猪ですね。
 
 写真1はその猪に荒らされた田圃ですが、ここは猪対策としては夜にタイヤを燃やした跡があるだけで電柵や囲いなどの防御策が全くなされていません。
 
 写真2は農業共済の獣害認定の様です?農協の保険担当者が被害の様子を確認した様ですが、これで保険が下りるのでしょう?
 電柵をしても被害を受ける可能性があるので、一か八か無防備でやってみて、被害が出れば保険金を貰えば良いとの考えでしょうか?

 敵の攻撃を防ぐ努力をしたけれど、結局は防御を破られたのなら同情しますが、山の中の田圃で囲いもせずに保険だけは掛けると言う行為には「未必の故意」か「認識ある過失」かはともかく、被害は予見できただけに心穏やかならざる物を感じます。
 
 それでも、猪の襲撃で荒れた田圃を目にすれば、それを守ろうとするのが七人の侍ですね(^_^)
 ジャーン!! この田圃周りに掛けた罠で挙げた戦果が写真3 精鋭ナル我ガ部隊ハ遊弋中ノ敵大型猪2頭ヲ補足シ銃撃の末ニコレヲ殲滅ス。我ガ方ニ被害ナシ!
 
 昨日も同じ様な猪を捕獲しており、2日の小物を加えると今月になって計4頭の猪を田圃周りで捕まえています。
 7月は梅雨で餌が無くて飢えている猪を狙い、奥地に米糠を撒いては猪を誘って、これを罠で掴まえる「誘惑されて殺されて」作戦を行いましたが、8月になって一斉に田圃周りに罠を掛け替へては、稲田を猪の襲撃から守る「七人の侍」作戦が効果を現してきました。
 
 この作戦は稲刈りが終わるお盆過ぎまでの為に、此処を先途と奮戦していますから、暑さも加わって体はもうバテバテ。今日もやたら蔓に引っ掛かったり倒木に躓いたりで、救援に駆けつけてくれたAさんのお陰で何とか始末出来たのが正直な所です。
 
 しかし、明日もヤルぞ!
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又しても足を切って逃げられた

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8月になり、括り罠猟も強い陽射しを受けての藪漕ぎや斜面を登っては足跡を探す作業は厳しい物を感じる様になりました。
 猟果の方は2日に小さな猪を獲って幸先の良さを感じましたが、良かったのはそこまで。
 
 今日は山道で車を切り返そうと脇道へバックをしたら切株で軽トラ前部フエンダーを凹ませてしまいました。
 
 そして猪が荒らした田圃の脇の竹藪へ掛けた罠を見回りに行くと、竹林を通して赤い土の露出が見えたではないか。イノシシが掛かった! 下から近づくので敵の攻撃に備えて慎重に進むがどうも静か過ぎる。
 陰に潜んでいないかと更に進むと、掘り起こされた赤土の上にピーンと張ったワイヤーを見つけたが、その先は・・括った足首だけが残っており、又しても猪は自分の足を切って逃げていった後でした。
 
 荒らされた田圃の脇で猪を捕まえ、さりげなく農家の方に見て頂いては暫しのヒーローを夢見ておりましたが、狡っ辛い願望は山の神に嫌われた様です(^_^)

 野武士の襲撃から村を守る映画『七人の侍』の菊千代になるつもりだったのに、歌舞伎『与話情浮名横櫛』(よわなさけうきなのよこぐし)は切られの与三とでも言いましょうか?
 春日八郎「お富さん」でも有名ですが ♪括ったはずだよ猪さん 生きていたとは お釈迦様でも 知らぬ仏の 猪さん

今月最後の大物

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「名残の梅雨だ大した事はない」と独りゴチながら止み切らない小雨を突いて車は南へ。
 前日は曇りで夜来の雨と、罠猟にはお誂へ向きの天候だったので「今日は掛かっている」と期待して罠を見回るが、案に相違して濡れた地面に何の足跡も無く、獲物が動いた気配がない。しかし幾つか回った末に、期待通りに大きな猪が掛かっていた!
 
 さっそく救援を頼んで無事収納。これで16日からの猪調査捕獲は8頭となり、4頭の目標が望外の倍となって頬が緩む(^_^) これも一日置きの様に雨が降った天気のお陰であろう。 猪の括り罠猟は臭いが天敵なのだが、この雨でそれを消してくれ、雨が降ると猪も外出を控へて腹を減らせるから、偶に雨が止むと寄せ餌に置いた米糠の匂いに惹かれて御用となった結果だ。
 
 しかし、梅雨が明けると、田畑から離れた奥地に米糠を置いて猪を呼び寄せる作戦は、普段は人の出入りがない奥地だけに、罠へ通う際に辺りへ放つ臭いが際だって難しくなるだろう? さて、梅雨の明けた8月はどうして猪を捕まえれば良い物だろうか?
  
 2枚目の写真は帰り道に見つけた獣害の跡である。今年は稲の生育が早い様で、既に稔りの頃に入っており、目ざとい猪や鹿がそれを狙っている。ここは山際の田圃に拘わらず大胆にも電柵や囲いをしないままなので、早速襲われてしまったが、このままだと順番に猪に入られてたちまち食べつくされてしまうだろう。
 
 そうか、自分に課したノルマも余裕ができたので、ここはひとつ山際の田圃周りに罠を掛けて、田圃を荒らす猪や鹿を捕まえよう! 農家の目の前で害獣を捕獲すると非常に喜ばれて猟師冥利に尽きるものである。
 8月は押しかけ「七人の侍」となって、稔りの秋を狙って襲撃してくる猪や鹿から田圃を守るのだ! 「七人の侍じゃなくて爺さん一人じゃん」細かい事に拘らず気分気分(^_^)
 
 3枚目の写真は「七人の侍」で野武士が村を襲って来た時に掲げられた旗で、6人の侍と1人の元百姓が田を守る。私も農家の倅で△マークの菊千代と同じだ。三船敏郎になったつもりで「イノシシ覚悟!」

今日も獲物を有難う

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長かった梅雨もどうやら終りの様で、低く垂れこめた雲から時折小雨が降るものの、体を濡らすような事は無い。それでも濡れた山は滑り易く、手ごろな枯木を折っただけの杖だが、しっかりと地面を突いて慎重に進む。
 
 雨が降ったり止んだりの天気が続くので、動物たちは僅かに雨が止んでいる時に一斉に動くのか、何かが踏んで、作動している罠が多い。踏んだ場所が悪かったり、獲物が小さくて足が抜けたりと理由は様々だが、空弾きが多ければ獲れる率も高くなり、罠を見回る毎に「次の罠こそ掛かっている!」と期待が高まっていくのだ。
 
 曇り空の夕暮れは早く、3時半を過ぎた杉木立の中はさっきまで降っていた小雨のせいもあってか薄靄が漂っていた。
 道路下に掛けた罠の方を見やると霞んだ景色の中にそこだけが赤く広がっている「猪や!」
 3,4m程獣道を下ると、猛り狂う猪の姿が認められ、先日の事もあって深追いは禁物と道路へ戻り救援依頼(^_^) 
 直ぐに助っ人到来となり、コンビも数を重ねて息も合い、無事に捕獲となりました。 
 
 獲物は60~70キロあり、道路迄の引き揚げに少し苦労をしましたが、採血、撮影、梱包、積み込みと済ませ、助けて頂いた方はお帰りになって、一人現場へ戻って道具の回収と荒れた山肌は鍬を使って補修をします。
 
 さて帰ろうかと辺りを見回すと、山は既に薄闇に包まれていましたが、大物を仕留めた後の心は高ぶって明るい。
 ♪しのび会う恋を つつむ夜霧よ・・ 坂を登りながら歌う鼻歌も軽やかに「夜霧よ今夜も有難う」(^_^)

猪括るも足切れで

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昨日は時折小雨の降る中を山へ罠の見回りに。
 雨の日は動物たちも雨宿りをして動かない物ですが、こうも雨が続くと腹が減って求餌行動をとるのか、罠に獲物の影は無いものの、空弾きが多く見られます。
 
 今はすっかり人が通らなくなった杣道が尾根を横切る所に少し開けた小場があり、獣の足跡が多かったので罠を掛けたのだが、坂を上っていくと、猪の背中が見えた。

 「ヤッタ!」と喜び勇んで近づくと、バーツと50~60キロの猪がお迎えの突撃だ。慌てて左のやや高い所へ避けたけれど、ワイヤーを括る木が無かったので、半分程は埋まっている藤の蔓を大小3本纏めて根付にしており、小場には障害物が無い事から、敵は4m程のワイヤーを引っ張って縦横に走り回っており、どうした物かと思案をしかけた所へ又もや突撃が来た。
 
 「ヤバイ」と腰のナイフの柄を握ると、ターンして向こう側へ猛速で走り出し、一瞬猪が飛んだかと思うと「ブッ!」と鈍い音と共に猪は茂みに消えた?? 「ワイヤーが切れた!」今年の4月には逆襲されて死闘を演じているので握ったナイフを抜いて身構えるが、山は沈黙に包まれたままだ。
 
 そのまま走り去ったのだろうと現場検証に入ったが、藤蔓が切れたと思っていたのに、根付は無事で猪が消えた方向へ伸びたワイヤーの先の括り部分も切れていない。「これは足が切れたな?」と周りを見渡すと、やはり切れた足首が転がっている。
 
 一瞬、猪が飛んだ様に見えたのは6m余りの助走を猛進したのでワイヤーの掛かった左前足が引かれてほぼ水平になり、残りの3足で大地を蹴ったからその力と体重と加速力で足首が切れたのだろう。
 これがこちらへ突撃していた時だったらと思うとゾッとしたが、全てを運命と受け入れる覚悟が無いとくくり罠猟師はやれない(^_^)

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