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野良爺風伝録

鈴鹿山脈の東麓で、薬草と機能性野菜の栽培に取り組む、気儘なオヤジの世迷言

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紫煙たなびく中で

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 京都からAさんも駆けつけてきて久し振りに農の日。
 Aさんの「畑をカーボン化する」との方針を受けてモミガラ燻炭を作っており、畑に棚引く燻煙と匂いは冬の寒さを少し和らげてくれます。
 
 そのAさんが見下ろしているビニールトンネルにはイチゴが植えてあり、赤い実を付けており食べると癖のない甘さがあります。地中深くまで土を柔らかくして地温を上げる土壌菌の効果で、無加温でもイチゴの冬季栽培ができると自慢していますが、果たして規模を広げた場合に経済的にペイするかが問題ですね。
 
 石垣島の彦田さんに白いバタフライピーを送ると約束してあるので、それを採種した。タイで紫と白の種を別々に購入してきて貰ったのだが、咲かせてみると白い花の畝に紫の花がかなり咲いて品質管理がタイらしいなあと苦笑したものだが、私も花のある内に株元へ紫と白の区別の印をしてなかったので、枯れてしまうとどれが白やら紫やら判らなくなり紫白混合で送る事になって、私の品質管理もタイレベル(^_^)
 
 その彦田さんからお送り頂いた長命草(ボタンボウフウ)が寒空の下で健気にも花を付けています。資生堂が与那国島で栽培し、ポリフェノールが豊富で美容系機能植物として大いに売り出していますね。
 広島のツボクサ本家より瀬戸内の離島でも繁殖していると教えられて鈴鹿の海岸を探し回ったのですが、ハマボウフウばかりでボタンボウフウは見つからなったけれど、当地で栽培は可能でした。
 
 薬草を色々と栽培はするものの、育てるだけで殆ど利用しないのが私の悪い癖です。乾燥して粉末にすれば多方面に利用出来ますから今年は栽培に少し力を入れてみよう。もちろんこれも種を取りました(^_^)
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雪のち鹿

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 鈴鹿の山に雪が降って雨が降りました。
 マタギや、ブリュゲール「雪中の狩人」など、狩猟に雪は付きものの様ですが、私がやっている括り罠猟で雪は罠が作動しなくなるので困り物です。
  
 それでも掛かっているかもしれないので罠の見回りをしますが、1枚目の写真の様に林道にはガードレールが無いので滑ると大変でちょっとした事故でも、冬の山には誰も来ないし携帯の電波は届かないわで助けを求める為に何キロも歩かなければなりません。
 
 実は雪が降ると鹿や猪はあまり動かないのです。猪は南方系の動物で足が短く雪が積もると腹が擦って動き回れません。それでも水を飲みに来るのか川の傍などで猪の通り跡を見ますが、ヌタ打ちをして体に泥を付けているので、黄色いトレイルが出来て直ぐに猪と判る。
 
 鹿も餌になる草木が雪の下になるし、膝以上に新雪が積もると動けなくなるので、大雪になると鹿は谷筋で死ぬことが多いそうです。
 

城鹿攻め

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 今日は畑作業を予定していたので出掛ける前にメールをチェックすると、1週間程前に送った大阪のエサ屋さんから「鹿が欲しいけれどさすがに未だ獲れてないでしょうね?」と来ていた。「今は猪を狙って罠を掛けているから、シフトを変えれば鹿ならすぐに獲れる」と返事(オイオイ、そんな事を言って良いのか)
 
 畑へ着くと風が強くなり、まもなく横殴りに雪まで降りだした。とても畑仕事をする気にはなれず、暫く様子を見ようと寒いからエンジンを掛けたまま車の中で小説を読む。
 小1時間程待っと雪は止んだものの風は強いままで根性無しの私が畑作業をやれる状態ではない。風邪を引いたら元も子も無いと、農作業の予定は猟の日に変更。
 
 取敢えずは先日、先輩猟師が勧めてくれた猟場へと車を走らせ、所々で山へ入っては獣の足跡を調べる。足跡はそれなりにあるものの如何せん遠すぎるので、近場で獲れなかった時の予備とする事にした。
 
 そして朝のメールもあった事なので、10日程前に鹿を獲った所へもう一度罠を掛けようかと行くと、既に誰かの檻罠が置いてあるではないか。争い避けてそこはパスし、猪のヌタ場近くで前回は猪?に逃げられた場所の隣の罠を見に行くと、猪では無く雄鹿が跳ねているではないか。「オッ、こりゃ注文通りだ」
  
 畑作業の予定だった為に剣鉈しか車には載ってないので、それで棍棒を作り、脳天を一撃して気絶させ、すぐさま剣鉈で止め刺しをする。車からは遠い所だったので搬出には些か苦労をしたが、何とか出して源流の冷水に沈めてきた。

 自宅に戻りやや遅い昼食を済ませ、少し休んで残りの罠の巡回だ。罠猟は1頭獲れた時は続けて掛かっている事も結構あり期待が持てるので寒さも気にならない(^_^) しかし幾つかの罠を回る間に降雪は激しくなりたちまち道路を白くしていくが、林道には殆どガードレールは無いから滑ると谷底へダイビングになりかねない。
 
 と言う事で、かねてから城ではないかと気になっていた両尾町原尾の宗徳寺裏山を調べる事にした。鈴鹿山脈から伸びる尾根の先っちょで、北に安楽川、南にその支流の大門川に挟まれており、城に良くある構図をしている。石高にすれば千石もない野登地区を支配する国人の住まいだから城と言うより館と言った方が正しいだろう。
 
 お寺の裏をよじ登って行くと石塔があり、鎌倉時代の物で三重県で一番古いらしい。見るからに密教臭がして曹洞宗の宗徳寺とは縁が無さそうだが、寺は慶長14年に麓から移築されたそうだ。
 写真左上の土手が直線的だったので登ってみると開けていて石垣垣がある。城なら秀吉の安楽越へで焼かれて廃城になっているはずだが、石垣は江戸期以降の物と思われ、上段正面にチョコンと見える石柱には日佐河神社跡とあった。
 
 つまりここは神仏習合で明治新政府による神仏分離令が出るまではお寺と神社が一緒になっていた所だ。恐らく神社は壊されて安楽川の左岸にある弥牟居神社に合祀されたのだろう?
 
 更に登るとやや広い所があり周りはかなり急峻だ、そして尚も登ると頂上になり10m弱四方程の平地になっており、山城ならここが本丸跡でその下の広場は2ノ丸跡という事になる。
 山城なら虎口に石積み等が残るはずだが、石類は神社の石垣に全部使われたのではないだろうか?
 
 寺のある麓に御殿を作り、山頂に本丸を置く山城構造を持ち、高差はそれ程ないが要所は急峻になっているので城と見て間違いは無いのでは無いだろうか? 
 野登の中世支配者は中原氏ではなかったかと思うが?原尾地区には中原姓が上原尾(山城とすると傾斜が一番緩い北側地区)に多く残っている。
 
 尾根西側鞍部に尾根の切断や竪堀があれば確実なのだが、日は既に暮れてきたので鞍部の北側には池があった事を見ただけで今日はそこまで。

小型の猪

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 今年の猪1号は100キロを超す大物でしたが、2合は残念ながら2、30キロの小型。
 それでも今は交尾期でオスはエサも取らずにメス猪を探していますが、これはメスなので脂も乗っており美味しい事でしょう。
 今回は自家消費にしますから、肉を差し上げると言いながらお送りしてなかった方にやっと約束を果たせそうです(^_^)
 
 先日、西口さんを案内した時に獲れれば良かったのですが、相手がある事なのでそうそう上手くはいきません。しかし、罠の見回りは観光資源になるのではないでしょうか?
 私は前に書いた様に若い時には登山をしていましたが、頂上を目指すのではなく、山の中の道なき道を、獲物の期待を持って歩くのも結構面白い物です。
 5~6キロを目途に山中に罠を掛けてそれを案内し、掛かっていたら取込み、場合によっては解体まで見せたり体験させたりする。猟師小屋で食事をしたりするのも良いでしょうね。
 
 岐阜の狩猟を中心として地域活動をしてみえる亥鹿庁さんは「罠オーナー制度」なる物を考案し、猟師が行う罠猟の罠の権利を売り、それに掛かった獲物を配当として肉を送り、取れなかった場合は別に用意した肉を送るそうで、好評完売との事。
 
 見て回る観光では無く、体験させて感動をさせる。過疎地の振興に狩猟を活用できるのではないかと思うのですが、私ももう少し若ければなあ(^_^)

ハンティングガイド

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 今日はFBFの西口 さんより罠猟の実態を見たいとの事で、2人で罠の見回りをしました。
 彼は内航の自動車運搬船で厨房を担当している海の男です。  
 
 自分の店を持つ為の技術とお金を得る為には船のコックさんが一番良いと見定めて?国立清水海上技術短期大学の調理科へ進まれたそうで、身長188センチでサッカーをやっていたとかの偉丈夫。
 クルーの団結力も強いから港町の飲み屋ではヤクザだって船員とは揉めてもケンカはするなと言われているそうだが、そりゃ彼を見ていたらヤクザもステゴロでは勝てないな(^_^)
 
 海上技術短期大学って国交省管轄の高卒対象の船員養成学校ですが、調べてみると年学費が15万ちょっとで、年寮費も60万ちょいですね。
 日本人の船員が減っているのが問題となっているけれど、費用も安く海国日本を担う者として大いに志望者を増やして貰いたいものです。
 
 その努力の甲斐があって卒業後10年余の若さで独立資金も溜められ(しっかりしていて凄い!)今年は船を降りて自分のお店を持つ予定だそうな。
 ピザが好きなのでそれを中心にした拘りの店にしたく、材料も出来るだけ自分で調達したいとの事で狩猟免許を取った物の、船乗りなので実猟が出来ずに私の猟を見たいとの事で同行となりました。
 
 天気予報では午前中に上がるとの事でしたが、生憎と昨夜来の小糠雨が降っていたものの、罠猟には絶好の日和なので予定通り強行。
 狙いは外れず獲物の動きはよくて7、8基の罠が弾いていましたが、括っている罠は一つもありませんでした。
 大物狙いでストッパーを大きくしてあるせいもあってか罠抜けが多く、最初の罠などは完全に猪の足を括っているのですが、下り傾斜で段差がある処だったので力任せに引いて足を切って逃げた様でした。
 
 残念ながらカッコイイ所は見せられませんでしたが(^_^)多くの罠が弾いている事で罠を掛ける獣道を理解して貰えたと思います? 空弾きの確率からすると1、2匹は掛かっていてもおかしく無いはずですが、山の神の気まぐれでしょう(^_^)

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